2022年5月29日(日)
芝生以外の庭の様子
一昨日当たりから夏のような気候になってきました。急に暑くなると体にこたえますね。
そんな時には女房が育てているバラ、色違いの競演を見ながら疲れを癒します。
植え替えをしたレモングラスも順調に成長中。芝生と同じイネ科です。
植え替え直後の休眠状態はこんな感じでした。
ベントグラスの様子
ベントグラスは中2日で9ミリの芝刈りを継続中。
軸刈りの部分も増えてきましたのでそろそろ刈り高を上げた方がいいのでしょうけど、このまま9ミリを続けると夏越しでどうなるかも見てみたい気がして迷っています。
姫高麗芝の様子とpH下降剤によるプチ葉焼け
姫高麗芝は週1回ペースで13ミリの芝刈りをしています。
除草剤による薬害モードは完全に抜けたようで、先日の雨で旺盛な成長ぶりに変貌しています。
2週間ほど前に雨が数日続いた際に発生していたカーブラリア葉枯病は、ここのところの好天ですっかり回復しました。
病気に関しては殺菌剤は散布せずに自然治癒に任せるスタンスでやっていまして、自然治癒力をサポートできるように資材散布を考えています。(光合成や生理移行の促進)
先週確認されたラージパッチと思われる初期症状も回復中です。
こちらが先週の様子です。(写真中央付近に横に筋状に茶色くなっているのがラージパッチと思われる初期症状)
昨日夕方に芝刈りし直後にpH下降剤のpH下げ太郎を散布したのですが、朝になるとプチ葉焼けと思われる症状(葉の先端が枯れている)が出ていました。今まで何度もpH下げ太郎を散布してきた中でこの症状は初めて確認します。
私の記憶が正しければ、芝刈り直後にpH下げ太郎を散布したのは今回が初めてです。
pH下げ太郎は20倍希釈という相当濃いで散布しますから芝刈り直後の切り口にはきついのか、それとも芝刈り機の切れ味が落ちていたりかみ合わせの影響が出ているのか、そのあたりを今後観察してみます。
姫高麗芝で雑草化するベントグラス
更新作業の影響で薬害はあったものの芝生用除草剤の効果は抜群で、面白いほど雑草が生えてきません。(散布した除草剤はシバキープPro顆粒水和剤です)
しかし、姫高麗芝にはこんなやつが生えています。
ぱっと見はスズメノカタビラに見えますが、シバキープPro顆粒水和剤はイネ科雑草にも効くためスズメノカタビラは生えてこなくなりますから違います。
その正体はベントグラスです。シバキープPro顆粒水和剤はベントグラスにも使用できる除草剤ですのでベントグラスを枯らすことができません。
ベントグラスの芝刈り後に芝刈り機をしまうのに姫高麗芝の中を通りますから、その際に芝刈り機に付着していた葉や茎が落下して根付いたものと思われます。
ベントグラスを枯らすためには日本芝のみ使用できる除草剤が必要になります。6月に予定している除草剤散布の選択肢として検討しているのがシバキープIII粒剤です。
昨年の夏前にシバキープIII粒剤を使用してみてメヒシバには今一つ効果が感じられなかったため、今年はシバキープPro顆粒水和剤にしようかと思っていたのですが、ベントグラスの雑草化によって予定を変えなければならないようです。
はたしてシバキープIII粒剤でベントグラスに対処できるのか、メヒシバへの効果はどうなのか、今年の夏の除草剤散布はこれがテーマになりそうです。
姫高麗芝の侵出防止策
姫高麗芝のエッジ部分に除草剤(何でも枯らす土壌処理剤)を散布して根止め代わりにしていたのですが、除草剤の効果が低下してきたようで一部芝生が侵出し始めました。
今後芝生の成長がさらに旺盛になると侵出もはげしくなるため、今のうちに除草剤を散布しておきます。
すでに進出しているランナーから除草剤が伝って影響が及ばないようにまずはターフカッターの芝切り一番でエッジカット。
その後際の部分に除草剤をスプレーします。微妙な加減が必要ですからスプレーというよりは垂らしていくような感じで散布していきます。
スプレーする部分が芝生に近すぎると影響が出ますし遠すぎるとある程度侵出されてしまいますから、微妙な距離を保ちながらスプレーします。(濡れている部分がスプレーした場所)
その他の際の部分にも除草剤を散布し際刈りの負担軽減も同時に行っています(腰痛持ちのため)。
これから気温が上昇して梅雨に入りますと高麗系の芝ではラージパッチからカーブラリア葉枯病へと病気の主役がシフトします。
別名犬の足跡病と言われるように、褐色やこげ茶色の点々とした犬の足跡のような枯れが出ていたら葉枯病の可能性が高いです。冬枯れのような色で点々と枯れるのはダラースポットか害虫の食害の可能性があります。
芝生がきれいになる時期は病虫害の発生リスクも高くなりますので、芝生の変化に注意し異変を感じたら早めに対処してください。