芝生用除草剤と光合成促進の液肥散布

2022年6月12日(日)

芝生と庭の様子

開花の終わったバラはかなりお疲れの様子で調子が悪くなっています。

植物が葉や茎を成長させる栄養成長からつぼみや葉、実を付ける生殖成長へ切り替わると、蓄積した栄養を消費して消耗します。

そこへ病虫害シーズンが重なりますので余計に調子が悪くなりやすいようです。

復活させるべく女房が奮闘してくれています。


風に吹かれてそよぐレモングラス。葉が揺れるさまが気持ちよさそうで癒されます。下手に触ると切り傷ができますけど(笑)


ベントグラスは13ミリに刈り高を上げて中2日ペースで芝刈りをしています。今のところは目立った不調は見られないものの、これから条件が厳しくなる一方なので何かしら出てくると思います。


芝刈り前の姫高麗芝。逆光で見るとモフモフ感が分かりやすい。


ヤマボウシ周辺の障害もかなり回復しました。

私は芝生の修復フェチでもありますので、こういのがたまらなく嬉しいんですよね。


こちらが1ヵ月少々前の5月8日の様子。この頃はまだまだ除草剤の薬害の真っ最中でした。


照明による成長促進テストは微妙な結果になりそうです。


写真ではほぼ分からないと思いますが、若干光源付近の成長が良いかなという感じです。

除草剤による薬害を出してしまったことや、光源の光量が全然足りないことなどが微妙な結果に影響していると思います。

また仕切り直しでテストをしてみたいと思います。


雨が多くなってきたせいかミミズの糞塚が目立ち始めました。そろそろ今年2回目のミミズ駆除をした方が良さそうです。


姫高麗芝にはカーブラリア葉枯病の初期症状が出ています。この時期には雨が降ると必ず出ますね。雨が降り続くと悪化します。

症状自体を抑えたい方は殺菌剤の散布がお勧めです。私は発症をある程度容認しながら殺菌剤を使わずに健全性をサポートして自然治癒に任せるというスタンスです。

関連記事:カーブラリア葉枯病(犬の足跡病)の症状と対策

姫高麗芝は今週から17ミリに刈り高を上げて芝刈り。週1回ペースは変わりません。

刈り高を上げた分、刈り草の量が先週よりやや減りました。その代わり葉が長くなって芝刈りのストライプが出やすくなりました。


芝刈りをすると葉枯病の症状がより分かりやすくなります。


梅雨入りし今後は日照不足になりがちですので光合成を少しでも促進する資材を散布。

超ハード葉素を500倍、スーパー・ポリ・スピリットを1000倍で混合散布。

光合成に重要な栄養素であるケイ酸、カリ、鉄、苦土を与えて光合成不足を少しでも緩和する目論見です。

その他にも超ハード葉素の微生物によるサッチ分解や亜リン酸による耐病性向上などにも期待です。


今日は珍しくお昼ごろまで自宅にいましたので日光で光り輝く芝生を堪能。女房も「芝生がキラキラしてるね」と。

飛び石の向こう側の方が色が濃くなっていますが、おそらく今年の春からテストしているオリジナルで作ってもらったぼかし肥料が効いているものと思われます。このまま1シーズン通して散布し、どのようになるのかを観察していきます。


除草剤による芝生のはみ出し処理その後

5月29日に芝生も枯らす除草剤を使って芝生の侵出防止処理をした場所は、その後うまく機能しているようです。ランナーが侵出していく様子は見られません。


腰への負担軽減のため際に除草剤を散布した場所もこんな感じでうまく枯れてくれました。


ここも同様に処理しています。

これだけでもバリカン作業の時間短縮になり、腰への負担が相当軽減されます。その分、除草剤では処理しにくい場所の際の作業ができるので助かってますね(枕木や飛び石の際の処理)。


芝生用除草剤の散布

春に散布した除草剤の土壌処理効果も薄れ、姫高麗芝にはメヒシバが発生し始めています。


そして我が家で課題になっているベントグラスの雑草化。これらに対処するため芝生用除草剤を散布しました。


散布した除草剤はシバキープIII粒剤。散布量は30g/平米ぐらいです。

実は昨年もこの除草剤は夏季の雑草抑制に使ったのですが、昨年はメヒシバに対する効果が今一つでした。それが再現性があるのか、それとも昨年は散布方法やタイミングが悪くてたまたまだったのか、そのあたりも確認できればと思っています。

ベントグラスには使えない除草剤ですので、ベントグラスを夏のダメージとともに弱らせてくれることも期待しています。


pH下げ太郎を芝刈り直後に散布する際の注意喚起

先々週、pH下降剤のpH下げ太郎を芝刈り直後に散布した際、翌日には葉の切り口部分に葉焼けと思われる症状が出ていました。

今週は芝刈り後にpH下げ太郎を散布していませんから、葉焼けのような現象がpH下げ太郎によるものか、単なる芝刈り機の刃の具合によるものかがハッキリするだろうと想定。


結果、同様の症状は見られませんでしたので、やはりpH下げ太郎を芝刈り直後に散布したことによる切り口への負担が葉焼けのような症状を起こしたのだろうと思われます。

pH下げ太郎を散布するのは芝刈り後2~3日程度空けていただくか、芝刈りの前日もしくはそれより前に散布して芝刈りをするなどして対策してください。

仮に芝刈り直後の散布で葉焼けを起こしたとしても成長旺盛な時期には次の芝刈りで解消しますので、さほど大きな問題にはならないと思います。

念のため注意喚起として皆様にお伝えいたします。


梅雨入り宣言もあり、芝生愛好家にはやや憂鬱な季節となりました。日照不足は光合成不足を誘発し芝生の体内に病原菌や害虫が好む物質が蓄積されやすくなります。そのため病虫害リスクが高まりますので警戒しておいてください。