成長のピークに入った姫高麗芝の一部に殺菌剤の散布

2022年7月3日(日)

芝生と庭の様子

早々に梅雨明けしたかと思えば連日の猛暑。五十路の体には少々こたえますが、週末には頑張った自分へのご褒美でビールが待っています。

昨日は女房が変わったビールを買ってきてくれましていつもとは違う味を堪能できました。感謝感謝。


サーモスの真空断熱カップが超お気に入りで、会社でもマグカップを愛用しています。

冷たいものを飲む機会が多い夏にはカップの外側に水滴がつかないので重宝してます。手放せないアイテムになってますね。


さて芝生の方ですが、ベントグラスは中2日で17ミリの芝刈りをしています。猛暑続きで傷みが目立ち始めました。

害虫に食われたかなという場所が何か所かと軽い黄化症状も一部に見られます。とりあえず様子見しますが、食害がまだ進むようならスミチオンの散布を検討します。

ベントグラスは殺虫剤以外は使わない減農薬管理をしています。


夏が大好きな姫高麗芝は成長のピーク期を迎え、芝刈り前はモフモフ状態です。


週1回ペースで17ミリの芝刈り。

芝刈り途中のビフォーアフターもこのぐらい差があります。週2回芝刈りしてもいいぐらいの成長ぶりですね。


芝刈りと際刈りを終えてスッキリ。汗だくになった後のビールは最高です。


先週は晴天続きでしたからカーブラリア葉枯病のパッチも再生が進んでぼやけてきました。


こちらが同じ場所の1週間前の様子。


カーブラリア葉枯病の再生が進むときは、パッチの中に青い葉が増えてだんだんぼやけていく感じになります。

ただ、これは晴天が続く時の話で、雨の日や曇りで多湿の日が続くと悪化したり再生が進まなかったりします。(農薬を使わない自然治癒の場合)

今週は台風の影響で天候不良が続きそうですので、おそらく症状は悪化の方向になると思います。天候次第で改善したり悪化したりと、なかなかやきもきさせられる病気です。


姫高麗芝の一部にラリー水和剤の散布

せっかくなので部分的にラリー水和剤を散布して様子を見てみることに。同じく葉枯病に適用のあるロブラール水和剤はかなり前に一度だけ散布テストしたことがあり、その効果は実感していますので今回はラリーにしてみました。

1500倍で平米1リットル散布。

ラリー水和剤の特徴は、予防散布・治療散布どちらも効果が期待できる、病原菌の侵入後の散布でも有効、植物体内に浸透し隣接した部位にも移行する、耐雨性にも優れる、とありますから、すでに感染発症し雨が予想される状況にも適しているかと思います。


展着剤は濡れ性が高いまくぴかを使用。できるだけ薬剤を葉面や茎にしっとりまんべんなく付着させることでより効果を高める働きがあります。今回は5000倍(10リットルの水に2ml)で混ぜました。

殺菌剤を散布する場合は、必ず展着剤を加用してください。

ちなみに展着剤は界面活性剤ですので、先に投入してから水を加えますと泡だらけになって処理しづらくなりますからご注意ください。


散布したのは比較的パッチが多く出ているこのエリアです。

今後の天候不良の中でどのぐらい効果を発揮してくれるのか楽しみですね。


早々に梅雨明けしてなんだかタイミングが取りにくい感じなのですが、来週あたりには7月予定の施肥を行おうかと思っています。

そういえば今シーズンは1回だけベントラスにキノコが数本生えただけでその後は1本も生えてこない状況が続いていますが(キノコ対策の薬剤は不使用)、このあたりはまたの機会に考察をご報告できればと考えています。

まだまだ蒸し暑い日が続きそうですので、みなさまどうぞご自愛を。