秋の変化が顕著になる日本芝と光合成促進液肥の散布

2022年9月25日(日)

芝生や庭の様子と光合成促進液肥の散布

9月は毎週のように発生していた台風の影響で蒸し暑い日が続いていましたが、今朝はヒンヤリとした心地よい空気と秋特有の高い空で快晴。

三連休の締めくくりにふさわしい好天になりそうな予感です。

日差しはすっかり秋らしくなり今後の秋の深まりを感じさせてくれます。


バラも日差しを浴びながらきれいに咲いています。

来年の夏に向けて鉢の断熱対策と水やりの工夫が課題になりそうです。


芝生と同じイネ科のレモングラスも退色や枯れ葉が増えてきました。

名称からも分かりますがレモンのようなさわやかな香りがします。お茶やアロマなどでも使われていますね。


ベントグラスは25ミリに刈り高を上げて再生中です。

気温も一段下がりこれからの再生に期待ができそうです。10月に入って再生の勢いが増して来たら刈り高を下げる作業を開始します(根切り刃による密度低下→刈り高下げ)。


姫高麗芝は25ミリで芝刈り。

刈草の量はピーク時の45リットル袋×2袋から1.3袋ぐらいに減りました。


連続した台風で雨もそこそこありましたが、カーブラリア葉枯病が再発することはなく今のところ病虫害に関しては平穏です。

気温が下がってきますと今度はラージパッチが発生しやすい時期に入ります。


散水の機会も今後は減る一方で、散水フェチの私としては少々さみしいところです。


姫高麗芝は休眠前の栄養を蓄えさせる目的、ベントグラスは再生のための成長促進を目的として光合成を促進するため、超ハード葉素を500倍で葉面散布(平米500~600mlをジョウロでさらっと散布)しておきました。


日本芝に見る秋の変化

全体的にはまだまだ元気一杯に見えますが、やはり季節の移ろいには逆らうことができず少しずつ芝生も変化しつつあります。


このように近くで見ると枯れ葉がチラホラ見られます。


これはレモングラスの様子ですが、枯れ葉があるのが分かると思います。

おそらく早くから生えていた葉が先に枯れてきているのだと思いますが、芝生にも同じことが言えるでしょう。

永遠に青い葉はありませんから、先に生えていた葉から順番に枯れてゆくものと思います。

春は新しい葉が増えてゆく一方ですからどんどんきれいになりますが、ピークを過ぎた秋は古い葉から順番に枯れながら休眠期へ向かうことになります。


枯れ葉が増え始めるとはいえ休眠前の栄養蓄積のための光合成は行いますので適度な散水や施肥が重要になります。

これから休眠期までの間で気を付けたいこと」でも書きましたが、この時期は栄養を蓄えることが重要になります。ハードな更新作業をやって芝生を傷めてしまいますと再生の方に栄養を取られることになりますのでちょっともったいないことになるかもしれません。

更新作業のタイミングや作業内容によっては再生しきれないまま休眠に入ることもあるでしょう。

どうしようか迷った時には栄養蓄積を優先して、ハードな更新作業は来春に回すことをおすすめします。