2023年02月26日(日)
更新作業第二弾でバーチカルカット(根切り)、低刈り
先々週の更新作業第一弾(ローンスパイク)に続き、今日は第二弾として根切りと低刈りです。
朝からスカッと快晴で絶好の作業日和でした。
先に更新作業を終えたベントグラスは回復待ちの状況です。
きれいに冬枯れした姫高麗芝を今日はバッサリ刈り取ります。
冬の間地温保護に役立っていた地上部分の枯れた葉も3月からの萌芽期には邪魔になるだけですので、できるだけ取り除いておくことが理想です。
まず最初に根切り刃によるバーチカルカットで枯れた葉や古い茎を取り除きながら芝生の密度を低下させます。
この作業を先にやることで、後の低刈りの負担がかなり軽減できます。
刈り高設定はできるだけ深く刃が入るように最低の5mmにセット。
作業途中のビフォーアフター。一目で作業した部分が分かります。
写真ではちょっと分かりづらいかもしれませんが、右側の作業後の部分の方がけば立っています。
このように芝生を立たせることで低刈りの時により効率よく刈り取ることができます。これも根切り刃を先にやる理由です。
更新作業が気になってしょうがないキジ白のいずも。
写真横方向に根切り刃で作業した後は、90度向きを変えて縦方向に作業し、さらに密度低下やサッチング、古い根の回収を進めます。
根切り作業の後は低刈り。20mm→17mm→13mm→9mmと刈り高を下げながら枯れた葉や茎を刈り取っていきます。
9mmになると急にサッチ分解層や地肌が見え始めます。写真右側が9mm、左側が13mmの状態です。
低刈り終了後はついでに駐車場部分のエッジカット。
どんな風に作業したかについては「芝生の際刈り(キワ刈り)・エッジカット」のモンブラン芝切り一番を使っている様子をご覧ください。
作業中にちらばった枯れ葉や芝生に残っている刈りカスをブロワーバキュームで回収して終了です。
更新作業とエッジカットが完了してスッキリ!
これからの発根促進を期待して有機酸資材のキトサン溶液スーパーグリーンを300倍で平米1リットル散布しておきました。
当面の間、週1回ペースの散布を継続する予定です。
アルムグリーンや有機酸酵素EXも有機酸資材ですので春の発根促進が期待できます。
pH測定時の注意点について
現状のpHを確認するために簡易測定をしました。
計測容器の上側3つはキトサンを散布する前の土、下は散布後の土で比較してみました。
キトサン溶液スーパーグリーンは原料のキトサンを酢酸(食用酢)で溶かしてあるため酸性の液体のため、散布前の土がpH6.5~7を示していたのに対し、散布後はpH6付近になっていることが分かります。
このように資材散布直後はpHが正確に把握できないことがありますので、pH測定時には資材散布をしないようにしてください。
資材散布をしてしまった場合は1週間程度空けてから測定するといいでしょう。(散布した資材が長期に渡り影響する可能性がある場合はそれを前提に対処してください)
3月の芝生の手入れ、基本作業と注意点について
今年の3月は気温が高めになるという予報が出ていますので芝生愛好家にとっては立ち上がりが早くなる期待が高まりますね。
3月の芝生の手入れ 基本作業と注意点をご参照いただきながら好条件を生かしてください。
今日はスーパーグリーンフードの散布も予定していましたが他の用事もあり時間切れで散布できませんでした。
次週あたりで肥料と同時散布できればと考えています。