休眠期に向けて刈り高を上げる

2023年9月24日(日)

芝生とバラの様子

今日は見事な秋晴れ。朝はさわやかな空気で暑さ負債が蓄積された体には心地よかったですね。観光地の賑わいが目に浮かぶようです。

ただ、昨年の同時期と比べると最低気温、最高気温ともに4~5℃高いですから、まだまだ熱中症への警戒が必要なようです。仕事中は特に気を付けないと。

気温が高いせいもあってか、芝生の成長もさほどピーク越え感がありません。


バラたちも暑さによる生理障害が一部で見られるものの、女房の手入れで大きなトラブルも無く過ごしています。

バラにはキトサン溶液スーパーグリーンを700倍で週1回ペースの潅水。キトサンが有用微生物の放線菌を増殖させ、酢酸が微生物相を豊かにしてくれます。


ベントグラスはそろそろはがしますので手入れはせずに放置しています。気温が下がって根付きが改善する前にはがしてしまう予定です。


福山市は秋雨前線の影響が少なく、あまり雨が多くなかったため、姫高麗芝には病虫害や生理障害などは見られず好調を維持しています。


休眠に備えて姫高麗芝の刈り高を上げる

姫高麗芝は休眠に向けて先週から刈り高を25ミリから30ミリに上げました。そのおかげもあって、葉のツヤツヤ感が一層増しています。

刈り高を上げるのは、長めに冬枯れさせることで土壌を冬の冷気から守り、冬の間もできるだけ微生物を活動させて土壌改良や環境改善、サッチ分解を促す目的があります。

もちろん、必ずこうしなければならないという決まりはありませんので、刈り高を上げる上げないは自由に決めていただければと思います。


ツヤツヤの芝生もあと1か月ほどかと思うとちょっと寂しい気もします。


10月の芝生の手入れ基本作業と注意点

10月に入ると芝生の成長が目に見えて衰えてきます。同時に病虫害など障害からの回復が遅くなる時期に入りますから、芝生に異変が発生した際には症状が深刻にならないうちに早めに対処した方がいいでしょう。

今年は11月頃まで温かい傾向になるようですから、肥料をしっかり与えることで緑化期間をできるだけ伸ばす効果も期待できます。

成長が衰えることで芝生への関心が薄れがちになる時期ではありますが、来シーズンのためには重要な期間でもありますので、シーズン終了までしっかり世話をしてあげてください。

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