ローンスパイクの摩耗と製品比較 2010年09月12日(日)
我が家の庭は石ころだらけで、以前はスパイキングをするとしょっちゅう刃にあたっていましたが、去年あたりからほとんど当たらなくなってたんですね。それをスパイキングの成果と思っていたのですが、先日ローンスパイクの刃がえらく短くなっていることに気付き、新しいものと比較してみると、明らかに摩耗しているということが判明しました。どうやら、刃が短くなることで刺さりやすくなっていたという面もあったようです。
せっかくなので、新しいローンスパイクを3種類入手して、価格やスペック、使い勝手を比較してみることにしました。
ローンスパイクの摩耗と製品比較
これが今まで使用していたローンスパイクです。
犬は飼い主に似ると言いますが、ローンスパイクも持ち主に似て短足に?
新しいものと比較して見ると、明らかに短くなっているようです。刺さりやすく感じていた要因の一つと言えそうです。
スパイキングを頑張ってきた証とも言えますね。自己満足
新しく入手したのは3タイプ。左から、金象印のスコップや鍬などで知られている浅香工業さん、芝生愛好家にはおなじみのキンボシさん、ホームセンターでよく目にする藤原産業さん、のローンスパイクです。浅香工業さんのだけ金額が離れていますが、右2つは中国製です。
刃の部分のスペックはこんな感じ。「有効刃長」は土中に刺さる部分を測ったものです。厚みはノギスで測りました。全て実測ですので、多少の誤差はあると思います。
浅香工業さんのローンパイクは、刃の部分の質感が一番良いです。価格だけのことはあるという感じですね。刃の有効長が一番長いので、スパイクの効果も高そうです。踏みやすいように曲げ加工してあるのも物づくりのこだわりを感じます。
ハンドル部分も手前側へ少し曲げてあり、作業性向上のための工夫が見られます。
キンボシさんのローンスパイクは、価格と質感のバランスがいいと思います。刃の厚みや幅もそこそこあって効果的なスパイクができそうです。
ハンドル部分も、必要以上のコストをかけてないような作りになっています。
藤原産業さんのは、一番安いだけあって低価格にこだわった作りになってます。刃の形状も三角形を基準としたシンプルな構造ですし、刃の厚みも一番薄いです。
なぜかハンドルは一番豪華です(笑)。ハンドルが太めなのは、好みが分かれるかもしれません。
それぞれ少しだけ使ってみましたが、作業が一番楽だったのは藤原産業さんのスパイクでした。刃が薄い分、刺さりやすく抜きやすかったです。スパイクの効果を考えると、刃の厚みと長さのある浅香工業さんのスパイクでしょう。キンボシさんのは作業性と効果のバランスが中間地点にある感じです。
これらのローンスパイクを使い込んで、刃の減り具合や使い勝手など新たに気付きがありましたらレポートしたいと思います。個人的には、物づくりのこだわりが感じられる浅香工業さんのスパイクが今のところ気に入っています。刃が長く重さがある分の労力が必要になりますが。
今まで使っていたスパイクでは届いていなかったと思われる部分は、新しいスパイクで刺してみると抵抗があります。「この辺から先が届いて無かった部分かな」という感触です。石にもかなり当たります。作業はしんどくなりますが、穴が深くなることで一層の効果が出ることを期待したいです。