台風で芝生の手入れどころではない週末

2018年9月30日(日)

かろうじて芝刈りを終え、台風に備える

ここのところ週末ごとに天気が悪くなることが多いですね。この週末も台風24号の影響で悪天候。時期的には1回芝刈りを飛ばしたぐらいではたいした問題は無いと思いますが、台風25号の進路次第では次の週末も天候悪化の可能性がありますので、なんとか芝刈りしておきたいところでした。


気温が低下しベントグラスの修復が進んでいます。ベントグラスの夏越しは今年が初めてでしたが、ブルーグラスと同じく9月上旬が夏枯れのピークになるようです。来週は粒状肥料とスーパーグリーンフードを入れて再生を加速させます。


姫高麗芝は、かろうじて一昨日の夕方に芝刈りできましたのでほっと一息。気温も下がって日照も短くなり成長が鈍化していますから、ピーク時には45リットルのゴミ袋がパンパンになっていた刈り草も今は半分ぐらいになりました。


昨日、病害抑制とベントグラスの発根促進を目的として有機酸酵素EXを500倍で散布。おそらく台風の雨でかなり流失すると思いますが、何もしないよりマシだろうということで。

今年もアルムグリーンや有機酸酵素EXを交互に週1回ぐらいのペースで散布することで、キノコがほとんど生えてきませんでした。有機酸資材の定期散布はかなりキノコ抑制の手応えを感じています。苔や藻類の対策としても有効ですし、発根も促されて成長促進にもなります。キノコや苔、藻類で困っている方はぜひお試しを!

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ガレージの屋根も車にくくりつけて台風対策完了。後は過ぎ去るのを待つばかり。


今日は朝から大雨が降り、水はけの悪い我が家の芝生は水浸しです。この状態をカーブラリア葉枯病は好みます。雨滴の水しぶきでも菌が伝播していくやっかいな病害です。


今年の猛暑は葉枯病の抑制に大きく貢献していたのですが、気温が下がって雨が多くなるとやはり発症します。

もう少し気温が下がってくると、今度はラージパッチや象の足跡病の発症リスクが高まります。芝生の成長が衰えて興味が薄れがちな時期ですが、油断せずに観察しておきましょう。

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先週、椿油粕でミミズ対策を実施して大量に駆除できたおかげで、その後は糞塚の発生はぴたりと収まりました。病害リスクとミミズの発生量もある程度の相関関係が感じられますので、早めの対処が必要ですね。来年は真夏にもミミズ駆除をしてみようかな。

椿油粕でミミズ対策をする場合は、全面散布を強くお勧めします。塚のある場所に散布したけどミミズが出てこなかったというお問い合わせを時々いただきますが、塚とミミズのいる場所は必ずしも一致しませんし、糞塚の無いところからもミミズが出てくることが多々あります。全面散布でしっかり駆除してください。

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