2018年4月1日(日)
好天が続くと意外と乾燥しやすい春
春の水不足は不具合発生の原因になります
この土日は好天に恵まれ、絶好の花見日和になっています。全国的にも行楽日和、ガーデニング日和のところが多そうですね。
春はまだ空気が乾燥気味ですから、好天続きで雨が降らない日が続くと意外と土壌が乾燥していることがあります。特に急に温度が上がったりするとその傾向は強くなります。土壌が乾燥しすぎると様々な不具合の原因になります。天候と芝生の様子を見ながら適度に水分を与えておきましょう。
春の日差しを受けて、寄せ植えの花たちも気持ち良さそう。しかし、好天続きの春は鉢の水切れに要注意です。
ベントグラスLS-44は成長が旺盛になり、週2回ペースの芝刈りになりました。密度があって美しいのですが、その分地際の通気性に難がありそうで、病虫害リスクが高くなることが想定されます。さて、数ミリの刈り高に耐えるベントグラスですが、刈り高を高め(13mm)にして負担軽減することでどこまで耐えることができるでしょうか。
ここのところ良い天気に恵まれて姫高麗芝も一気に緑が増えてきました。ただ、乾燥した天候が続いていますので、芝生を踏んだ感じがカサカサしています。3日ほど前に散水していますが、今日も水を与えておきました。
散水フェチにはたまらないひと時です。
ベントグラスLS-44もたっぷりの水浴びでみずみずしい美しさに♪
姫高麗芝も潤いたっぷりでシャキッとしました。こういう変化があるから散水フェチになるんですよね。
シバキープII粒剤を散布した後に大量の雨が降った影響ですが、一応枯れ始めているところもあります。ここは軒下に近い場所で、雨が直接降る場所ではないことと、やや多めに散布していることで薬剤の効果が残っているのかもしれません。
雨が直撃していた場所のアカカタバミは、ご覧のように枯れ始めている様子はありません。ただ、色つやの具合が生育不良気味ではあるかなという感じはあります。シバキープII粒剤の効果が出るのは時間がかかりますから、もう少し様子を見て見ます。
感受性(薬剤に対する反応性)が高い雑草は、見事に枯れています。姫高麗芝にベントグラスの種をこぼして発芽したものや、スズメノカタビラなどの雑草はすでに枯れています。青いカタバミもやや反応が出ているかなという感じ。ここらへんの雑草だけなら雨の影響もさほど無いのかもしれません。
発根と肥料吸収の促進、健全性の向上を目的として有機酸酵素EXを500倍で全体に散布しておきました。
散水は芝生に水分を与えるだけでなく、水不足によって生じる様々な不具合を予防する意味もあります。また、シバキープII粒剤は根から薬剤が吸収される除草剤のため、土壌の水分とともに薬剤を吸わせるという目的もあります。
春は意外と乾燥しやすい時期でもありますので、天候や芝生、土壌の様子を見ながら水分調整をしてください。
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