2018年4月22日の姫高麗芝の様子

2018年4月22日(日)

雨や曇りの多い予報に備えて健全性向上資材散布

カリ・ケイ酸・アミノ酸の混合液肥散布

気温急上昇で夏日になったところも多いようです。地域によっては30℃超えの真夏日も。基本的に散水しない春に気温が急上昇すると水不足になることもありますのでご注意を。

今週は曇りや雨の多い予報となっていますので、光合成の低下による影響が懸念されます。それを少しでも緩和するために、カリ・ケイ酸・アミノ酸を与えておきました。



エリゲロンが次々と開花

春に彩を添えてくれるエリゲロンが次々と開花し、ゴールデンウイークが近いことを教えてくれます。


鉢植えの花

鉢植えの花たちもぎゅうぎゅうに。


セージ

道路側の花壇のセージもたくさん花が咲いています。


花に与える混合液肥

花に液肥を与える際、鉄や苦土の入ったハード葉素や、ミネラル入りのアクアセーフGを混合しておくと、いっそう色が鮮やかになります。


2018年4月22日のベントグラスLS-44の様子

ベントグラスは順調に生育中。この春は天候が良いせいか、今のところ病虫害の症状は見られません。


密度上昇中のベントグラス

すでに雑草が生える余地が無いほど密度が上がっていますが、次々と新葉が出てきてさらに密度上昇中です。


2018年4月22日の姫高麗芝の様子

姫高麗芝は昨日20ミリで芝刈り。まだ刈り草の量は少ないですが、こちらも日増しに密度が上昇中です。ベントグラスとともに散水をしておきました。みずみずしい芝生が最高! これだから散水が病み付きになるんですよね(笑)

春の気温急上昇は水不足を招きやすいので注意が必要です。水不足は光合成の不足を招きますから、健全性低下によって病虫害リスクが高くなりますし、黄化などの原因にもなります。

関連記事:芝生の黄化はなぜ発生するの?

踏圧で薄くなった芝生

ここは駐車場への導線になりますから、休眠期には必ず踏圧で薄くなってしまいます。スーパーグリーンフードを多めに与えて修復を促すことで、6月から7月ぐらいにはきれいになります。


カリとアミノ酸の混合液肥

今週は天候不良気味の予報なので、昨日アミノ酸液肥の活根彩果とカリがたくさん入ったスーパー・ポリ・スピリットを500倍で混合散布。通常芝生が窒素を吸収するとアミノ酸からたんぱく質へと移行させて体を作りますが、アミノ酸を与えてやることによって移行の負担が軽減されます。また、カリは植物体内での生理移行を促進する作用があるため、作物でも天候不良時に与えることがあります。


ケイ酸入りサッチ分解剤ハードバン

今日は散水の後にケイ酸入りサッチ分解剤のハードバンを500倍で葉面散布。ケイ酸は葉の表皮にケイ化細胞を増やしてくれます。住宅に例えると天窓が増えるような状態になりますので、光の吸収効率が高まり光合成が促進されます。(株式会社サン化研・中島社長談)


来週あたり、姫高麗芝には粒状肥料を与えてさらなる生育を促す予定です。

ベントグラスは夏越しに備えてしっかり光合成をさせ、体内に栄養とエネルギーを蓄えさせる方向で手入れします。