芝生のエッジ処理と葉枯病対策継続

2018年6月24日(日)

芝切り一番でエッジカット、資材散布で葉枯病対策

葉枯病対策はキノコや害虫にも有効

今日は朝から久しぶりの快晴です。梅雨というだけあって雨が何度も降りましたからカーブラリア葉枯病のパッチも増えました。有機酸やケイ酸、カリなどを与えて葉枯病対策を継続しています。無農薬で完全抑制は困難だとは思いますが、どこまで悪化を抑制できるか様子を見ています。

ベントグラスに発生していた枯れは悪化する気配は無く、かといって完全に修復するでもなく、どっちつかずといった感じです。姫高麗芝の葉枯病対策をベントグラスにも施用して様子を見ています。



ベントグラスは17ミリで維持。中2~3日で芝刈りをしています。今日の夕方芝刈りの予定なのでモフモフ状態です。密度が高くターフ内は常に湿気があるような状態ですから、病害リスクも高そう。当面は姫高麗芝の葉枯病対策をそのままベントグラスにも施用して様子見です。


姫高麗芝は、週末の天気が微妙だったので二日前に芝刈りをしましたが、朝から快晴だったので今日も芝刈り。梅雨時期はできるときに芝刈りをしておかないとタイミングを逃しやすいので注意が必要です。


二日分の成長なのでこのぐらいの刈り草の量。我が家の芝生は50平米程度で、週1回ペースの芝刈りだと45リットルのゴミ袋に余裕で入るぐらいの刈り草の量になります。


葉枯病が悪化しやすい飛び石付近やパッチが発生している場所にはスーパーグリーンフードをちょくちょくまいています。昨日も雨が降る予報だったので散布したのですが、あまり降らなかったようでスーパーグリーンフードが流れきらず黒っぽく残っています。


芝刈りの後はエッジ処理。ここは根止め材を施工していないため、放置しておくと芝生が根を伸ばしてきます。なので、はみ出した芝を芝切り一番でカットしてやりました。


芝切り一番でカットした後の様子。これだけでもだいぶスッキリするのですが、せっかくですからバリカンで刈りそろえて仕上げをしてやります。


バリカンでカットしてスッキリしたところになにやら影が。


散歩から帰ってきた看板娘の伊勢ちゃんでした。2月に右後ろ足の十字靭帯断裂の手術をし、ようやく普通に散歩できるようになってきました。まだ全力で走ったりするのはNG。先生のお墨付きが出たらまた遊びに行こうな。


エッジカットしたところを反対側から見るとこんなにスッキリ。ああ~気持ちええ~(笑)


最後に葉枯病対策で漢方資材のアルムグリーンとカリ肥料のスーパー・ポリ・スピリットを500倍で混合散布。アルムグリーンは微生物環境を改善して病原菌の繁殖を抑制、スーパー・ポリ・スピリットはカリで光合成を促進して病原菌が好む物質の蓄積を防ぐことが目的です。


葉枯病対策として週末には有機酸資材やカリ肥料などを投与していますが、それ以外にも平日出勤前に、葉の表層を強くするケイ酸や光合成促進の栄養素、微生物環境改善のためにこれらの資材を葉面散布しています。加えて大雨が予測される時にはスーパーグリーンフードのスポット散布(パッチ発生場所)をしています。


資材総動員での葉枯病対策はキノコ対策にもなっていまして、6月初旬頃からはキノコが1本も生えない状況になっています。もちろんキノコ対策で殺菌剤を散布したわけではありません。比較的キノコが生えやすいと感じていたベントグラスまでキノコが生えなくなりました。

有機酸資材の連続散布でキノコが生えなくなる現象は過去にも確認していまして、散布頻度を増やすほど確実性が増すようです。無農薬でのキノコ対策としてはかなりお勧めできます。アルムグリーン、有機酸酵素EX、キトサン溶液スーパーグリーン、これらの有機酸資材を組み合わせて週1回ペースで散布するとかなりキノコは抑制されると思います。キノコは水のやりすぎや有機物の多すぎなども要因になりますから、なるべく総合的な対処をお勧めします。関連記事:キノコ対策について

無農薬管理はいかに手間をかけるかがポイントになりますから、省力化を優先したい方は農薬を選択するのが現実的でしょう。

さて、カーブラリア葉枯病は大量の雨が大好きです。これから梅雨の終わりになるとまとまった雨が降りやすくなると予想され、同時に葉枯病の悪化も想定できます。資材総動員でどこまで悪化を防げるのか、期待半分で様子見です。