寒気への対応と散水ホースの交換

2021年1月10日(日)

耐寒性向上液肥の散布とネチョネチョになった散水ホースの交換

年をまたいで2週間ぶりの更新です。みなさま、どうぞ今シーズンもよろしくおねがいいたします。

芝生の方は最も寒い時期を迎えてほとんどやることがありませんが、この冬一番の寒気が入っていることもありベントグラスに耐寒性向上を目的とした液肥を与えておきました。

芝生でやることがない時期はそれ以外の作業をしておくチャンス。前から気になっていたネチョネチョの散水ホースを交換しておきました。


寒地型のベントグラスも寒気の影響でほとんど成長が止まっている状況です。芝刈りはしていません。寒さの影響も出ているせいか色もさえなくなってきました。


寒さはまだまだ続きますから耐寒性向上を目的としてスーパー・ポリ・スピリットを500倍、ハード葉素1号を1000倍で混合散布しておきました。硝酸カリと糖による耐寒性改善に期待です。スーパー・ポリ・スピリットのような粉を溶かすタイプの資材は、水温が下がるほど溶けにくくなりますのでしっかり混ぜてください。


ここ2日ほど温暖な福山市でも最低気温が氷点下4℃、5℃ぐらいまで下がりましたので、表の水道は凍ってしまったようです。水道管の破裂は無さそうなので一安心。

昨年末にも注意喚起しましたが、液体資材も屋外の倉庫などで保管している場合は凍る可能性があります。一度凍ると変質する場合もありますので、氷点下にならない場所で保管するようにしてください。


姫高麗芝は完全休眠モードです。


成長が止まると導線部分の芝は薄くなる一方です。これはそういう性質ですのでしょうがないですね。また来年春からの修復を待つしかありません。


芝生の作業が少ないうちに以前から気になっていた散水ホースの交換を。たぶん悩まされた経験のある方も多いと思いますが、散水ホースの経年変化でネチョネチョになるという現象が出ていました。写真左側が正常な状態、右側がネチョネチョになった状態。

これは直射日光や熱などによってホース内の成分がにじみ出てくることによる現象だそうです。日陰で風通しの良い場所でホースリールを保管すると緩和されるとのこと。(完全に防げるのかどうかは分かりません)


ついでに散水シャワーもハンドルの戻りが悪くなっていたので交換します。


近所のホームセンターでホースとシャワーヘッドを入手。散水ホースはネチョネチョになりにくいタイプもあるようです(値段は倍近くなります)。とりあえず今回は一般的なタイプにしました。


古くなったホースを取り外し、新しいホースをアタッチメントを使って装着します。


順調に終わるかと思いきや、この部分のホースを止める部品を一部破損してしまいました。ごく一部だったので大丈夫かと思ったのですが、水圧というのはちょっとの隙も見逃してくれないですね。


水を出してみるとこの通り漏水。


ちなみに破損したのはこの部品。白い欠片が欠損した部分です。たったこれだけのことで漏れ出してきますから、水圧というのはすごいものなんだなと思い知らされました。水道の仕事をされている方もいろいろ苦労されているのでしょうね。


さてどうしたもんかなと思案した結果、同じメーカーの部品を代用してみることに。急いでホームセンターに行ってこちらを入手。よくあるワンタッチ接続のための部品ですが、これのホースを止める部分だけを代用してみました。


同じメーカーなのでねじ山や構造がうまく合致し、漏水することなく使えるようになりました。


散水チェックもOK。これで今シーズンはネチョネチョを気にせずに気持ちよく散水できそうです。


一つだけ難点があり、どうやら元々装着されていたホースの長さがおそらく20mか25mだったのを私が勘違いしていたようで、30mのを装着した結果ホースリールがパッツンパッツンに。ちょっと巻き取りにくいのですが、まあどうしてもダメなようなら短くするのは可能ですので良しとしましょう。勘違いが逆じゃなくてよかったということでメデタシメデタシ。年始から適当やなあ(笑)


さて、寒い日が続きそうですのでみなさんどうぞご自愛を。芝生シーズンの開始もあと1か月ちょっと。元気よく迎えたいものですね。