暖地型の芝生ならではの軸刈り解消法

2020年9月6日(日)

ティフトン系改良芝の軸刈りを低刈りによって解消

台風10号接近で暖かい空気が流れ込んでいるようで、今日も残暑厳しい気候が続いています。進路に近い地域では台風の被害も心配ですね。被害が出ないことを願いたいです。

我が家も台風に備えて高く成長していたコニファーを半分ほど伐採。コニファーは強風で倒れやすいと言われていまして、もし台風などで倒れたら確実にお隣のカーポートや車を直撃するであろう高さに成長していたため、対応しておくことにしました。

芝生の方は台風に備える必要はなく通常通りの芝刈り。ネタが少ないのでティフトン改良芝の軸刈り解消についてレポートしたいと思います。


ベントグラスは30ミリで維持中。この刈り高だと猛暑にも余裕で耐えそうです。やはり3ミリ4ミリの刈り高に耐える品種だけありますね。


害虫の可能性がある枯れが発生していますので今後の変化に要注意ですね。枯れが拡大もしくは増加するようならスミチオンで対策します。


姫高麗芝も30ミリで芝刈り。いつもなら土曜日の夕方芝刈りして写真は日曜日に撮るのですが、今日は朝芝刈りして直後に撮りましたからストライプがいつもよりくっきり出ています。


この角度の方がストライプがよりくっきり見えます。

もうご存知の方も多いと思いますが、芝生のストライプは「葉が倒れる方向によって太陽光の反射が異なる現象」ですので、芝刈りをしなくてもローラーなどで葉を倒してやればストライプになります。西洋芝は葉が柔らかく倒れやすいので日本芝よりストライプがはっきり現れます。


一見調子が良さそうに見える姫高麗芝ですが、今年は雑草に関してはダメダメですね。芝生用除草剤の薬害が出たヤマボウシの再生を優先して夏前の除草剤をまかなかったことに加えて、腰痛や仕事の都合で草取りもままならない状況が続いていたため、写真のようなメヒシバがたくさん生えています。

すべてをきれいに抜き取るとハゲがあちこちにできることでしょう。来年はヤマボウシをあきらめようかと思案中(芝生以外の手入れの負荷を軽減する方向)。


本日の本題の軸刈りの解消法です。地際まで刈り取られているのはティフトン改良芝のティフアートが植えてあった場所です。ティフトン系の芝は非常に軸が上がりやすく、伸びにくいとされる改良芝でもやはり軸が上がります。

上がった軸は自然に下がることはありませんので、できるだけ低刈りして強制的に下げてやるのが最も手っ取り早い方法になります。また、どうせ下げるならできるだけ地際に近い方が後々のためになります(軸をほぼ無くす)。

写真の状態にしたのは8月16日です。


1週間後の8月23日の様子。すでに青い葉が生えているのが分かります。成長旺盛な時期ならではの回復力ですね。


これが本日9月6日の様子。約3週間ほどでほぼ回復しました。

この方法は弱っている芝にはやらないでください。また、寒地型西洋芝にこれをやりますと、おそらく相当なダメージが出ると思いますのでこちらもやめておいた方がいいでしょう。「元気な状態の暖地型の芝で成長が旺盛な時期であること」が条件となります。日本芝でも同じ方法ができますが、ティフトンと比較すると茎が固いですから密度が高くなった状態での低刈りの負担はかなり大きいと思います。


ちょっと分かりにくいかもしれませんが、これが半分ほど伐採したコニファーです。写真の倍近い高さまで成長しており、倒れる方向が悪いとお隣のカーポートを直撃するのは確実で、下手をすると車にまで損傷が及ぶ可能性があったため伐採しました。


台風10号接近に伴う松浦商店の出荷への影響についてのご案内です。ヤマト運輸の最新情報によると、松浦商店の所在地である広島県では9月7日(月)は終日業務が停止するとのことです。このため、本来なら9月7日(月)に出荷できるご注文も、9月8日(火)以降にずれこむ見込みです。事情が事情ですので何卒ご理解を賜ります様お願い申し上げます。


さて、我が家のワンニャンズですが、伊勢は今日は女房にブラッシングをしてもらってました。推定で13~14歳ぐらいですので、だんだん白い毛が増えてきてますね。日中は寝てばかりですから食事の量を調整しています。最近少しやせてきたかな。体が重いとその分足腰に負担もかかりやすくなりますから気を付けてやらないと。


伊勢にブラッシングをする女房のエプロンの紐で遊ぶいずも。この子は常に「次は何してやろうかな」という感じです。起きてる間はホントに落ち着きが無い(笑)


我関せずのいすずはケージのハンモックで堂々たるお昼寝。以前はカメラを向けてると起きていましたが、最近は気にせずに寝るようになりました。


芝生の方はそろそろ粒状肥料やスーパーグリーンフードの散布を検討しています。秋から休眠までの施肥は来年の立ち上がりに影響しますので、しっかり栄養を与えておきましょう。