期待外れのベントグラスの復活と退色進む姫高麗芝

2020年11月15日(日)

強制リセット部分に生えるスズメノカタビラと姫高麗芝の退色の様子

順調に寒くなるかと思われた天候も足踏みとなり暖かい秋となっています。今日もやや風が冷たいものの日差しは暖かかく穏やかな天気です。


季節は秋ですが、来春の気配がすでにあります。スイセンが発芽しました。我が家のスイセンは遅咲きタイプですのでゴールデンウイーク前が一番きれいな時期になります。


バラも数は少ないものの花を楽しませてくれます。


でもちょっと油断するとすぐに虫に食べられます。


ベントグラスは35ミリで芝刈り。適温とはいえ春のような成長ではありませんから、芝刈りは週1回ペースです。散水をしていないのも成長が旺盛になりにくい要因かもしれません。(時々降る雨と夜露の水分のみ)


先週はベントグラスが復活し始めたと喜んでいましたが期待外れかもしれません。


新芽が出てきたと思っていたものは、どうやら大半がスズメノカタビラのようです。茎の部分が赤っぽいのはおそらくそうだと思われます。

ということで三種混合への植え替えを検討する必要がありそうです。


ベントグラスには怪しい枯れが発生。先に殺虫剤で処理をしておきたかったのですがスミチオンが無かったので断念。


とりあえず病気の可能性と冬の休眠前の栄養補給を兼ねてスーパーグリーンフードを平米150gぐらい散布。


散布直後は黒くなりますが水をまけばあっという間に元通りになります。


散水すればこの通り、写真右側のようになります。

しばらくスーパーグリーンフードが葉に付着した状態にしておき、葉の表面に付着した病原菌をスーパーグリーンフードの微生物にやっつけさせる「まぶし作戦」をやることもあります。

ただ、この方法は私がそう思っているだけで実際にそこまで微生物が劇的に働くかどうかは分かりません。あくまで感覚的な話です。また、夏季高温期の晴天下では葉焼けのリスクがありますからやらない方がいいです。夜間や雨の前など葉焼けリスクが無い時に試してみてください。


姫高麗芝は今日も何もせず。穂がもう少し伸びて葉より高くなったら穂刈りの予定です。


姫高麗芝には種か茎から発芽したと思われるベントグラスが生えています。姫高麗芝に生えたベントグラスは雑草とみなして芝生用除草剤で対処可能ですが、ベントに姫高麗芝が侵入するとそこを全てはがすか何でも枯らす除草剤でベントもろとも枯らす以外に方法が無いでしょう。


最後に鉢植えの花に肥料と有機酸酵素EXを混合して潅水。


さて、秋も深まり松浦商店の方もご注文がだいぶ落ち着いてきました。日曜日も終日オフにできる時期に入り、先週は広島空港のすぐ隣にある三景園に紅葉を見に行ってきました。その時の様子を女房がブログにアップしてくれましたので、興味のある方はこちらをどうぞ。→紅葉 おそらく今週もまだ見ごろが続いているのではないかと思います。

今年はおかげさまでかなり忙しくさせていただきまして、自宅の芝より何より全力で出荷をいたしました。ここまで仕事に打ち込むのは久しぶり&加齢による体力低下もあり、やや燃え尽き症候群みたいな感じになっています。これからしっかり休養させていただいて、また来年みなさまの芝生の手入れお手伝いを全力でサポートできればと思っています。

芝生の方はミミズの塚がチラホラ出てきていますので、ぼちぼちpH下げ太郎(pH下降剤)を散布しておこうかなと。ペーハー下降によるミミズ処理は椿油粕のような劇的な効果は見られませんが、数を増やさないという方向には作用しているようです。

また、今年の夏以降にカーブラリア葉枯病がほぼ発生しなかったのも、pH下げ太郎によるpH下降もプラスに作用したのではないかと見ています。

椿油粕が3日ほど在庫切れになっていましたが、現在は入荷していますのでどしどしご利用ください。