散水と液体資材の散布、8月でも病気が治りにくい条件

2022年8月7日(日)

芝生と庭の様子

今日も朝から快晴で暑い暑い。気温よりも湿度にやられますね。

レモングラスも大きく成長し、日中は日差しと暑さでかなりの蒸散をしていると思いますが、今のところ毎日の散水で水不足にはなってなさそうです(日中自宅にいないので正確には分かりませんが)。

レモングラスも水不足になると芝生と同様に葉が巻いてきます。根から水を吸い上げられないまま蒸散によって体外へ水分が放出されてしまうと体内の水分が無くなってしまいますから、それを防ぐために丸まってしまうのではないかと思います。


ベントグラスの芝刈りは中3日のペースに落としました。しかし、軸刈りになる部分が増えてきましたからまだペースを落とさない方が良かったかもしれません。


姫高麗芝は週1回ペースで20ミリの芝刈り。成長のピークを迎えて刈り草の量も増えました。

今年は特に成長旺盛で、例年ならピーク時で45リットルのゴミ袋1.5袋分ぐらいなのに、現時点で2袋一杯になるぐらい刈草が出ています。

そろそろ25ミリに刈り高を上げてもいいかなと。


日差しに照らされてキラキラ輝く葉が夏を実感させてくれます。


8月でも病気が治りにくいことがある

殺菌剤を散布していないエリアもカーブラリア葉枯病はほぼ収束しました。


殺菌剤を散布したエリアはもちろん治癒が完了しています。


殺菌剤の散布に関係なく治癒が完了したのは好天が多かったからというのが一番の理由でしょう。もちろん、バランスよく栄養を与えたり光合成や発根を促進する資材、微生物を活性化する資材などの効果もあると思います。

7月の梅雨明けから8月にかけては比較的病気が治りやすく発生もしにくい期間になりますが、条件によってはそうではないこともあります。

雨がよく降る、曇りで多湿の日が多い(特に風が無い日は悪化しやすい)などの条件がそうです。

また、夜間の気温が高くなることもなかなか厄介で、熱帯夜で夜露が多い、湿度が高い、風が無い、という条件がそろうと病気が治りにくくなることがあります。

もしこのような条件が続きそうな場合には、リスク回避として殺菌剤の散布が適しています。もちろん無農薬にこだわるスタイルも有りですから、ご自宅の方針に沿ってご判断ください。


散水と液体資材の散布が重なった場合の対処

芝生も今朝は散水。いつもなら日が昇る前に散水を済ませるのですが、今日はちょっと寝坊をしてしまいました。

姫高麗芝で中2日の散水ペースを試したところ、猛暑日続きの中では少々厳しかったようでいつも通りの中1日に戻しました。

ただ、これは我が家の環境での話で、みなさんのところでは中2日とか3日でも大丈夫なところがあるかもしれません。1回あたりの散水量でも違ってくるでしょうし、芝生をどのレベルで維持するかでも散水パターンは変わってきます。


天気予報では好天が続きそうなので、天候を生かすべく光合成を促進する液体肥料を散布。超ハード葉素1号を500倍で葉面散布(平米500~600mlをジョウロでさらっと散布)しておきました。


散水と液体資材の散布が重なった場合の対処ですが、散水を先にして後から液体資材の散布をお勧めします。

順番を逆にしますと、せっかく散布した液体資材を流したり薄くめてしまうことになります。

液体資材は葉面からの吸収や、葉面に残ることで善玉菌を活性化させる役割も期待できますから、葉や茎の表面に付着した資材を散水で洗い流すのはもったいないですね。

もし散水と液体資材の散布タイミングが重なった場合には、この点に注意して効果を存分に発揮できるようにしてください。


最後に松浦商店のお盆期間中の営業ですが、日祝祭日のみ休みで他は通常営業いたします。(8月11日山の日と日曜日のみ休業)お買い忘れなどありましたらぜひご利用ください。

※土曜日は自宅の芝生の手入れのため17時頃で退社しますのでご了承ください。

みなさん、お盆休みをしっかりエンジョイしてくださいね。