雨天が続く時に迷う液体資材の散布タイミング

2024年06月09日(日)

雨天と液体資材の散布

梅雨入りが例年より遅れていますが、昨夜から梅雨入りが近いことを予感させるような雨が降り続いています。予報によると今日も一日雨が降り続くとのこと。せっかく昨日芝刈りしたのに雨天でストライプもいまひとつです。


春に発症したラージパッチは、8~9割がた自然治癒完了といった感じです。最高気温がコンスタントに25℃を超えるようになってくるとラージパッチの再発リスクはかなり低下すると思います。

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雨天時に迷うのが液体資材を散布するか否か。雨の直前に散布してしまうと薄くなって効果が低減したり、大量の雨の場合は流失という可能性もあります。

そのため、週1ペースで恒例となっているキトサン溶液スーパーグリーンの散布も今日は中止しました。雨は今日中には止む予報なので、明日の朝に散布する予定です。

予報では明日から明後日にかけては晴れ、その後は曇りという微妙な天気ですが、少なくとも2日間は資材が薄まったり流されたりすることはないと判断し、明日朝の散布という判断に至りました。

これがもし雨続きの予報だったとしたら、「まかないよりまいた方がマシ」という判断で今日散布していたかもしれません。その際には薄まることを前提に少し濃いめで散布することも検討していたでしょう。(ただし、散布する資材が農薬の場合は規定倍率や散布量を厳守)

もちろん、雨続きで効果が低下しそうならコスト的にもったいないからやめておくという判断もあり得ます。このあたりの雨天と液体資材の散布については、何を優先するかで判断が変わってきますので、芝生の様子や予報を見ながらご判断いただければと思います。


芝生と庭の様子

梅雨入りが遅れていることもあってか、カーブラリア葉枯病の発症は現在のところは確認できません。

椿油粕でのミミズ駆除を停止して2年目に入りましたが、雨が降った時などに芝全体で10個ぐらいの糞塚が発生する程度、しかも塚のサイズが小さめで遠目に見ると目立たないので、私個人の感覚からすると許容範囲かなと感じています。

本格的に梅雨入りしたらどうなるのか、多雨の際にもキトサン溶液スーパーグリーンによる糞塚形成を抑制する効果が維持できるのか、興味は尽きません。

ちなみに、キトサン溶液スーパーグリーンに含まれる酢酸には、徒長を抑制する作用もあるとされていますから、天候不良の悪影響をできるだけ小さくするという意味でも期待しています。


改修する前は、大雨の度に水たまりとなっていた飛び石。


底上げで改修した結果、大量の雨が降っても水たまりにならず。これがカーブラリア葉枯病の抑制に効果を発揮するのかどうか、こちらも興味深いところです。

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バラは花がほとんど無い状態になっていましたが、次の開花に向けてつぼみが日増しに大きくなってきています。ハダニやうどん粉病、黒星病などの予防、光合成の促進などを期待して、キトサン溶液スーパーグリーンを500倍で3~4日に1回ペースの葉面散布をしています。今年は展着剤代わりとしてアクアセーフGを1000倍で混合するテストをしており、界面活性剤がハダニ対策にも有効ではないかと期待しています。


家の横の半日陰の通路は女房がアジサイロードにしてくれました。


青色が美しい。


来週にはいよいよ梅雨入りしそうな予報が出ていますが、入りが遅れた分、明けが遅くなるようなことなく、例年通りで梅雨明けしてほしいですね。