2016年09月25日(日)
天候不良で活発になる葉枯病の病原菌
台風や秋雨前線の影響で雨が多く、姫高麗芝の葉枯病のパッチが増殖しています。水分が大好物の病原菌ですから、こういう天候だとしょうがないですね。ケンタッキーブルーグラスの方は、低刈りから徐々に回復中です。
本日の芝生管理記録
先週低刈りをして丸坊主にしたケンタッキーブルグラス。少し回復してきました。気温が下がるにつれて回復のスピードも早くなるだろうと期待しています。
粒状の肥料はすでに与えていますので、今日はスーパーグリーンフードを平米100g入れました。各種障害からの回復にはイチオシの資材です。有機資材で臭いがありますが、散布後に雨がたっぷり降るようなタイミングでいれますと、1日で臭いは消えます(微生物が活発に活動する初夏から晩夏)。
姫高麗芝は25ミリで芝刈り。
雨続きの天候の影響で、葉枯病のパッチが増殖中です。現段階では、葉枯病だけは殺菌剤による対処をお勧めします。その他の病害は無農薬でも対処可能です。
姫高麗芝は、天候不良による生理移行の停滞を少しでも防ぐために、最も吸収の早いカリである硝酸カリを含んだスーパー・ポリ・スピリットと、光合成を促進するためのケイ酸を含んだハードバン、各種微量葉素のアクアセーフを混合散布。スーパー・ポリ・スピリットを400倍、ハードバンとアクアセーフGを1000倍で混合散布です。複数の資材を混合する際は、必ずいずれかの希釈液を作ってから次の資材を投入してください。原液同士を混ぜ合わせたり、計量カップに原液が付着したまま次の資材を計量するのも厳禁です。凝固物や沈殿物が生じて不具合が発生することがあります。
早く秋晴れの続く天候になりますように。
そろそろ気温が下がってきましたから、姫高麗芝には除草剤の散布を考えています。ミミズ対策もそろそろやりたいところだし、秋の緑化延長のテストもしてみたいし、土壌のPHを5ぐらいまで下げたらどうなるのだろうかとか、芝生の手入れに思いをはせるとやることが尽きませんね(笑)