2020年12月13日(日)
ベントグラスの田植え方式による再生の様子
今週は寒波到来の予報、今冬なの?というぐらい暖冬だった昨年とは違った冬になりそうです。ベントグラスの成長も気温低下とともにかなり鈍化してきました。いよいよネタが無くなる時期になりましたので、ベントグラスの田植え方式による再生の様子をダイジェストでレポートします。
とりあえず今日の庭の様子から。姫高麗芝はそっとしておく時期になりました。芝刈りはもちろん、サッチングやエアレーション、施肥も必要ありません。冬の間は枯れた葉が地温を保護する役割をしてくれますから、芝刈りやサッチングなどで取り除かないようにしておきましょう。
シバキープエース液剤散布後の様子ですが、スズメノカタビラは今のところ効果がほとんど見られません。説明書には「スズメノカタビラが占有している場所は50倍希釈推奨」とありますから、濃度不足が影響している可能性もありそうです(散布したのは100倍希釈液)。
カタバミの方はしっかり枯れています。
姫高麗芝の中に生えてしまったベントグラスにも散布してみました。こちらは少し枯れているようです。ただ、劇的に効いているようでもなくスズメノカタビラ同様に50倍希釈の方がいいのかもしれません。再散布も検討しています。
ベントグラスは30ミリで芝刈りした後にSGFを平米100g散布。その後たっぷり散水。雨が全く降らず夜露だけではやや水分が足りてないのかなという感じです。
昨冬は暖冬でほとんどアントシアン(紅葉現象)が見られませんでしたが、この冬は平年並みには寒くなりそうですからどんな違いが出るのか興味深いところです。
鉢植えのバラにもSGFを与えておきました。一鉢あたり軽く半握りぐらい(つまり適当ということです)。
適当な作業をする管理人を見て「ちゃんとやれ」とご立腹のいすず。
そのいすず、最近変な座り方するんですよね。我が家では「ござる座り」と呼んでます。
さてここからはベントグラスの田植え方式による再生のダイジェストを。田植え方式というのは特に正式名称としては存在していませんが、写真で分かる通り田植えのような感じでバラしたベントを植えて再生させました。
写真は2019年10月20日の施工直後の様子です。
1週間後の2019年10月27日の様子。1週間経過しただけでずいぶんとしっかりした感じになりました。
2019年11月17日の様子。
2019年12月22日
2020年1月26日
2020年3月8日
春の成長期に入り裸地が急速に埋まり始めます。
2020年4月5日
2020年4月26日
ほぼ裸地が芝生で覆われてしまいました。この頃の刈り高は13ミリです。
2020年6月14日
5月にはターフ完成という感じで、そこから6月にかけてさらに密度上昇しました。残念なことにこの後、繁忙期と降雨による芝刈りのタイミング喪失が度重なり軸が上昇してしまいました。
ベントグラスは通常は播種によってターフを形成させますが、田植え方式のような形でも再生できることは分かりました。ただ、パッティンググリーンのような緻密で繊細なターフを再現できるかどうかは怪しいですね。あくまでも一般的な芝生として楽しむ範囲なら可能だと言えそうです。話のタネとしてご覧いただけたらなと思います。