姫高麗芝の夏雑草対策第二弾

2021年6月13日(日)

先週散布しなかったエリアにシバキープIII粒剤を散布

先週から急に暑くなり真夏日も何日かありました。今日も朝一は曇り空でしたが湿度が高く汗だくになりながらの作業でした。


梅雨時期を象徴するアジサイも満開です。


ベントグラスは強制軸下げから順調に回復しつつあります。ただ、急に暑くなってきたので少々影響が出るかもしれません。

芝刈りは20ミリで週2回ペースです。


これが一週間前の様子です。


間引きして軸刈りになった部分からも新しい葉が出てきています。


姫高麗芝は昨日20ミリで芝刈り。17ミリから一段刈り高を上げました。


先週は飛び石の左側へ夏雑草対策としてシバキープIII粒剤を散布しましたので、今週は右側に散布します。

一度に全面散布しないのは黒柴の伊勢が庭でおしっこするエリアを残すためです。シバキープIII粒剤は植物特有の生理機構に作用するためペットへのリスクは低いようですが、念のため散布から4~5日程度は散布エリアに伊勢を立ち入らせないようにしています。


気になるのは、先週散布した飛び石左側のエリアに少々薬害が出ているかもしれないという点です。枯れ葉が増えて色が薄くなったかなという感じですね。

もし薬害だとするなら、散布した後にいきなり30℃以上になる日が続いてしまったことが影響しているかもしれません。後もう一つ考えられる理由があるのですが、はっきりすればまたレポートしたいと思います。(こちらが原因だとすると我が屋特有の問題ですのでみなさんのところでは心配する必要はありません)


散布する除草剤は先週と同じくシバキープIII粒剤。プラスチックボトルの900gと箱入りの3kgがあります。プラスチックボトルはそのまま散布容器として使えます。


3kgの方には手袋も付属。(900gは付属なし)


3kgには簡易散布ツールも付属しています。


穴が数箇所あり、そこから粒剤が落ちる仕組みになっています。


どんなものか試すため粒剤をすくってみたところ、割と勢いよく粒剤が落ちるようです。正直これでうまく散布する自信がありませんでしたので、900gのボトルに移し変えて散布しました。

散布終了後に軽く散水し粒剤を地際に落として完了。先週も説明しましたが、この除草剤は粒剤から土壌に薬が浸透しないと効果を発揮しませんので、葉の隙間から地面に落とすことがポイントになります。葉に乗っかったままですと薬が土壌に浸透できず効力を発揮しませんので、特に芝生の密度が上がってきているこの時期にはご留意ください。


散布しているときには曇り空だったのに、なぜか作業完了後には快晴で気温上昇。どうか薬害まではいきませんように。


除草剤を散布後に変色や枯れなどの薬害が出たらみなさん心配されると思います。でも除草剤は永遠に効くわけではなく時間とともに回復しますからそれまでの我慢です。特に気温が高い時期には微生物活動が活発になるため薬の分解も早まる傾向にあるようです。我が家でも春に散布した除草剤でごく一部に多重散布が原因と思われる薬害(黄化)が出ていましたけど今はすっかり回復しています。

薬害を少しでも早く回復させたい場合にはスーパーグリーンフードがお勧めです。微生物活動が活発になることに加えて芝生の再生も促がしてくれます。病虫害や踏圧など傷んだ状態からの回復にも有効な資材です。

さて、梅雨もまだ残り1ヶ月と少々。これから雨が多くなると葉枯病が悪化しやすくなります。症状の出てない時や軽い時が最も薬の効果が高くなりますので、気になる方は早めに殺菌剤を散布してくださいね。

それから害虫の食害も発生リスクが高くなっています。それと思われるご相談も入り始めていますから、病気ではなさそうな不審な枯れや密度低下が発生したら、まずはスミチオンを1000倍に希釈して平米3リットル散布してください。害虫がたくさんいる場合の被害の拡大は病気とは比較にならないぐらい進行が早いことがあります。十分ご注意を!