粒状肥料の散布と除草剤の効果その後

2021年7月04日(日)

万緑-NHT・エンザアミンの散布とシバキープIII粒剤の効果の検証

例年梅雨や台風の際に大きな被害が出ていますが、また静岡県で大雨が猛威をふるっているようです。被災地域の皆様には心からお見舞い申し上げます。

こちら広島県も天気予報に曇りや雨のマークが並び、いよいよ梅雨も大詰めを迎えようとしている感じがします。今のうちに栄養を吸収させて梅雨明けの好天時にもりもり成長できるよう、今日は粒状肥料の散布を実施しました。除草剤の効果に関する考察も。


ベントグラスは20ミリで中2日ペースの芝刈りを繰り返しています。今週から熱帯夜の予想も少し出てきていますから、寒地型西洋芝にとっては1日中適温を外れる日が増えることになります。もう少しすると成長が衰えてくると思います。

強制リセットの傷みからはかなり回復はしましたが、負担をかけてしまったことは否めないですので今後は刈り高を上げることで夏越しの負担軽減をするかもしれません。状況に応じて判断が必要でしょう。


姫高麗芝は20ミリで週1回ペースの芝刈り。今回は土日の天気が微妙だったため、金曜日の夕方に早く帰って芝刈りを済ませておきました。日照時間の長い今の時期は手入れの時間に融通が利くのが助かります。

伊勢も毎日のように液肥で施肥を応援してくれます。


おしっこした場所は肥料濃度が高い状態になりますから、このように芝生の色が濃くなります。もちろん濃すぎる状態になると枯れますから、大型犬などおしっこの量が多い犬種の場合は散水して薄めておきましょう。

関連記事:犬のおしっこで芝生が枯れる

伊勢はボケが進行してまして、同じところをぐるぐる回ったり行ったり来たりすることが増えました。遠吠えや噛み付きなどが無いのは助かります。我が家に来た時からいたずらや無駄吠えなどをしないおりこうさんでしたけど、ボケてもおりこうさんです。


ここのところ雨や曇りが多かったせいか、今シーズン初のキノコを観測しました。全部で3本です。久しぶりなので「お前今まで何してたんだよ」と声をかけたくなりますね(笑)

そのうち2本は写真のような塀に近い部分で、午前中の日照が一番遅い時間まで当たらないことと、塀際で風通しが良くないことも影響していると思われます。このエリアは無農薬でのキノコ対策をしていても、毎年いくらかは生えてきます。ただ、昔のようにそこら中にキノコが生えてくるようなことは無くなりました。対策してなかった頃は写真のキコガサタケだけでなくマッシュルームのようなヒメホコリタケやらシバフタケなどがそこら中から生えてきてましたから。

せっかくなのでテスト中の資材をこのエリアにも散布してキノコにどの程度有効なのかを試してみることに。

関連記事:キノコ対策について

今日のメインイベントは粒状肥料の散布。万緑-NHTを40g/m2、エンザアミンを30g/m2(ベントは20g)、粒剤スプレイヤーでサクっと散布。粒剤スプレイヤーは中身が少なくなってくると資材が詰まり気味になることがありますが、本体を軽くトントン叩きながら散布するとうまく出てくれます。


粒状肥料を散布した後はもちろん散水。一度軽く散水して30分ほど放置、そしてエンザアミンが水分で溶解し始めたころを見計らってもう一度散水しておきました。

後は今晩の雨でしっかり溶けてくれることと思います。大量の雨や長雨が予想される場合は流失が多くなりますから散布を延期した方がいいでしょう。


姫高麗芝には6月の上旬にシバキープIII粒剤を散布。ほぼ1ヵ月が経過し、その効果がはっきりしてきたようです。

IIからIIIになって中身の薬剤が変更になり広葉雑草の効果を重視したタイプになっているのではないかと予想、逆にイネ科雑草への効果はどうなのかと懸念していたのですが、その懸念の傾向が見られます。


6月から成長が旺盛になるメヒシバには効果があまり期待できないようです。写真のようにメヒシバが次々と発芽し、成長にもあまり影響を及ぼしていないように見えます。

ただし、散布量が許容範囲の真ん中ぐらいですので、上限でまいた場合にはどうなのかは不明です。


広葉雑草の効果については、今の時期にたくさん生えてくるはずのコニシキソウは全くといっていいぐらい生えてきません。


カタバミも散布ムラがあったのかなという所は生えてきますが、以前のIIよりは効果が高くなっているように感じます。


カタバミなどの広葉雑草についてはこちらのシバキープPro顆粒水和剤の方が確実であることは私の自宅でも実証されています。

シバキープPro顆粒水和剤は昨年か一昨年にイネ科雑草にも適用が追加されましたので、そうするとシバキープIII粒剤の役割というか位置付けはどう考えればいいのか。


シバキープPro顆粒水和剤についてはもう一つ気になっていることがありまして、それがこちらの「夏場の日本芝にも使える」といううたい文句。

気温がどれだけ高くても大丈夫なのか、シバキープIII粒剤の効果が残留しているところに追加散布してもいいのか、シバキープIII粒剤の位置付けはどうなのか、このあたりを機会があればメーカーに確認してみたいと思います。

もしシバキープIII粒剤との併用がOKなら早速この夏に実施してみたいですね。


さて、ここらでご無沙汰しているニャンコーズの様子でも。

いずもは女房に遊んでもらうのが楽しくてしょうがないみたいで、おもちゃをくわえては女房のところへ行って催促してます。見た目といい仕草といい、いつまでたっても子猫です。


いすずは寝相が大胆。いろんなポーズで寝てます。

おもちゃで遊ぶのはあまり興味が無くなったみたいで、以前のようにおもちゃに食いつかなくなりましたね。お姉ちゃんになったんかな。


恥ずかしいポーズのままだとかわいそうなのでモザイクで隠してみたら逆にエロくなってしまいました。


モザイクかけるとなんでも卑猥になるのかちょっとテスト。

素材が卑猥というのは無しで。


閑話休題、芝生のミミズ対策として椿油粕を5月に散布し、その後ミミズの糞塚はほとんど見られなくなりましたが、まだ存在していることは確かなようです。先日土壌浸透剤のアクアセーフGを散布した後に駐車場で数匹干からびているのを見ていますし、今日も1匹大きいのが出てきていました(その後すぐにもぐりましたけど)。

アクアセーフGには界面活性剤が入っていますから理論上は椿油粕のサポニンと同じ作用があるはずなのですが、以前液体肥料スプレイヤーで大量散布した時にはミミズの反応は見られず、界面活性剤の成分によっても違うのかと思っていました。ところが、先日のジョウロでの散布では数匹反応が出ていましたので、この辺もまだまだ探求の余地がありそうです。

どの資材を使うにしろ、ミミズの糞塚がほぼ無い状態でも存在が確認されている以上駆除しておくことが今後のためになるのではないかと思います。また近いうちに何らかの形で対策をしてみるつもりです。


最後に松浦商店Amazon店に関するご案内ですが、現在Amazonに出品している商品の納期情報が未知のエラーによって数日余計な日数がかかるような表示になっています。(例えば翌日到着可能な商品が4日後の到着予定になっているなど) この件に関してAmazonに問い合わせをしており現在調査中とのことです。Amazon店に限らず、基本的には13時までのご注文は当日出荷(日祝祭日を除く)になりますので、Amazonで先の納期が表示されていても最短でのお届けになります。ご不便をおかけしますが、ご了承くださいます様お願い申し上げます。