謎の物体と粒状肥料散布、夏の資材散布の注意点

2022年7月24日(日)

芝生と庭の様子

先週は雨や曇りが多く戻り梅雨のような感じでしたが今日は朝から快晴。麦わら帽子が無いと熱中症になりそうな天候でした。


庭を観察していると聞き覚えのある羽音が。芝生愛好家には力強い味方のシオヤアブです。独特の音なので近くにいるとすぐに分かりますね。

関連記事:この抜け殻は何? 正体は芝生の味方シオヤアブ

ベントグラスは軸刈りを避けるために20ミリに刈り高を上げました。夏越しで体力を奪われることを考えると軸刈りを繰り返して負担をかけるのはあまり良くないと判断しました。

寒地型西洋芝は暑くなりすぎると光合成が低下しますから、今後は少し成長が衰えると思います。


姫高麗芝も昨日20ミリで芝刈り。

これから9月上旬までピーク時の美しさを堪能できるでしょう。


害虫の卵

夏は害虫も活発に活動するシーズンになり、このように芝生の葉に卵を産み付けられることもありますので見つけたら取り除いておきましょう

見落とした卵から孵化した場合2~3週間後ぐらいから食害が始まりますので枯れや密度低下が発生しないか観察してください。

フルスウィングのように残留性のある殺虫剤をあらかじめ散布しておくことで食害を予防するのも有効です。メーカーさんに聞いたところ短くて2~3週間程度、条件が良ければ1ヵ月ほどは残効するとのことです。


梅雨時期の芝生に現れる謎の物体

毎年梅雨の末期ごろになると発生する謎の物体が今年も現れました。もしかすると我が家特有の現象でみなさんのところではあまり見られないかもしれません。

指でつぶすと練り物のようにネトネトした感じで、おそらく粘菌の一種ではないかなと思います。

粘菌は微生物をエサにすることもあるそうで、気温と水分で微生物(病原菌を含む)が増える今の時期に発生するのも自然なことなのかなと。


梅雨明けすると自然に解消するので例年は放置しておくのですが、今年はキトサン溶液スーパーグリーンの原液を数滴たらしてみました。

その結果翌日には消滅していましたので効果があるのかもしれません(たまたま消滅するタイミングだった可能性もあります)。

また発生した時に試してみたいと思います。


肥料散布と夏の資材散布について

天候の理由で先延ばししていた肥料散布を本日決行。万緑-NHTを50g/平米、エンザアミンを20g/平米散布しました。


肥料を散布した後はもちろんたっぷり散水。「たっぷり」の目安は平米10リットル以上の散水になります。

我が家の芝は全体で約50平米ほど、水栓を全開にすると10リットルのバケツが30秒で満タンになりますから、50平米×30秒=25分以上を目安としています。


散水後はしばしきれいな芝生を堪能。




最近「夏も肥料や資材を散布していいのですか」というご質問を何件かいただいていますが、資材の説明書に夏の散布が不適となっていなければ散布OKです。

ただし、夏は日中が高温で日差しが強くなるため、その状況で資材が葉に付着しますと葉焼け(葉が枯れたり変色したりする)を起こすことがあります。ですので、朝か夕方の涼しい時間帯に散布および散水を済ませてください。


さて、戻り梅雨のような天候もそろそろ終わりになりそうですね。これから晴天が多くなって芝生のピークを楽しめるといいのですが。