姫高麗芝の施肥スタート

2019年3月3日(日)

姫高麗芝に今シーズン最初の粒状肥料散布

相変わらず気温が高めの日が続き、1ヶ月季節が進んだかのような気候が続いています。姫高麗芝の萌芽が早まることを期待しながら今シーズン最初の粒状肥料と土壌改良剤を与えておきました。

昨日の夕方から作業したため、写真があまり明瞭ではないことをご了承ください。


ベントグラスは週1回ペースの芝刈り。17ミリでカットしておきました。密度がやや高まってきたかなという感じです。


姫高麗芝は軸が起き上がり始めています。今日も日中が暖かかったので、反応しているのではないかと思います。


姫高麗芝に今シーズン最初の施肥を実施。使うのはもちろん万緑-NHTとエンザアミンです。肥料にサッチ分解、耐病性向上、発色向上など、多機能な肥料として活躍してくれます。

万緑-NHTは50g/m2、エンザアミンは20g/m2、散布ツールはお気に入りの粒剤スプレイヤーを使いました。ベントグラスにも散布しています。


粒剤スプレイヤーで資材を散布する様子です。



粒状肥料の次はスーパーグリーンフードの散布。こちらも芝生の手入れには欠かせない資材です。

全体には100g/m2、秋から春にかけて踏圧で薄くなっている導線部分には少し多めにまいておきました。


スーパーグリーンフードの散布で何種類かツールを試してみましたが、今のところはこれが一番しっくりくる感じです。

手押し式 ドロップシーダー MBC-20Dという製品で、黒目土や椿油粕(顆粒)も散布可能です。ただ、粒がはっきりしているものは苦手な面がありますから、椿油粕の粉砕状況によっては散布しにくいことがあるかもしれません。


ドロップシーダーでスーパーグリーンフードを散布している様子です。



スーパーグリーンフードをドロップシーダーに投入する際、排出口のシャッターを閉め忘れていたためこんなことに。シャッターの閉め忘れにご注意を。

スーパーグリーンフードは過剰障害が出にくい資材ですから、おそらく焼けや枯れは発生しないと思います。逆にここがどんな風になるのか興味深いですね。


昨日夕方にいそいそと肥料散布した理由はこれ、今日の雨です。雨でじわじわと肥料が溶けて土壌に浸透し、スーパーグリーンフードの臭いが消えるのも早い、散水を横着できるのと節水で一石四鳥ですね。


ベントグラスも雨に濡れてしっとり。


万緑-NHTを芝生に与える際は、ついでに花にもやっておきましょう。花芽を増やす成分や発色を向上させる鉄や苦土が入っていますから、きっときれいに咲いてくれることと思います。


このまま暖かい日が続くようですと、病虫害のリスクも早めに発生するかもしれません。芝生の変化には気をつけておきましょう。

あらかじめどんなトラブルがあるかを知っておくことで、早めに対処できるかもしれません。

関連記事:芝生のお手入れ駆け込み寺