2023年11月26日(日)
退色が進む姫高麗芝とバラの様子
温暖な地、我が福山市でも紅葉がピーク越えとなり、短かった秋から冬へと季節が移り替わっています。
秋の開花シーズンとなったバラたちも今のうちにとばかりに咲き誇り、芝生の退色が進む庭に彩りを添えてくれます。
今年は夏の傷みが少なく例年より元気な秋を迎えられました。女房の手入れに感謝です。
今までは春の開花で体力を消耗して夏の暑さで疲労困憊、秋の開花シーズンには小さな花を咲かせていたのですが、今年は秋もしっかりと大輪サイズで咲いてくれました。
キトサン溶液スーパーグリーンの定期散布で芝生もプリプリで元気な姿を見せてくれましたが、バラにも効果を発揮してくれたのだと思います。
姫高麗芝は気温低下とともに退色が進み、着実に休眠の準備が整いつつあるようです。
もちろん芝刈りはストップしたままで、散水は4~5日おきを目安にしていましたが時々雨もありましたから水やりの回数はかなり少ないです。
西日本は秋の雨が非常に少なく渇水となっており、ダムの貯水率がかなり低下しているところが多いようで、水不足からみかんもサイズが小ぶりになって困っている農家さんもおられるようです。
そいった情報を加味すると、芝生ももう少し水やりしておいてもよかったのかもしれません。水やりに関しては何年たっても「本当にこれでよかったのだろうか」と思うんですよね。
秋の出穂はまだごく一部に限られています。
穂刈りする際に葉をできるだけ刈り取りたくないので、穂が葉より上まで伸びてから穂刈りをする予定です。
秋から冬にかけて温かかった昨年は12月20日に穂刈りをしていますが、さて今年はいつになりますやら。こればかりは人間の都合では決められません。
全体的にはこのような感じで穂がほとんど見られません。
今年も比較的長く緑が楽しめましたが、そろそろ終わりですね。
これから葉のハリや腰も失われ倒れたようになり、やがて枯れてゆくことでしょう。
冬は液体資材の凍結に注意
今週もルーティーンとなっているキトサン溶液スーパーグリーンの散布。芝生は300倍で平米500ml、バラには500倍で潅水しておきました。
さて、冬になると気温が氷点下になることもあります。
温暖な地域ではあまり心配は無いと思いますが、気温が低くなる地域では液体資材の凍結にご注意ください。いったん凍結すると変質や劣化などの可能性があります。
肥料や土壌改良剤だけでなく、着色剤でも劣化が発生することが指摘されていますから、液体のものは全般的に凍結に対する注意が必要です。
凍結の恐れが無い室内で保管するのが理想ですが、それが難しい場合は、厚手の段ボールや発泡スチロールなどに入れるなど凍結防止策をご検討ください。
12月の芝生の手入れ 基本作業と注意点
12月に入るとほとんどやることもなく、そっとしておく時期に入ります。
低刈りや激しいサッチングなど芝生を傷めたり葉を除去する作業は、来年春の更新作業までお預けとなります。
冬枯れした葉は冷気から土壌を保護する役割をしてくれますので、刈り取ったりしないようにしてください。
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