2016年08月07日(日)
猛暑日と熱帯夜で水がぬるい
先週の日記で猛暑というにはいまひとつと書きましたが、その後は熱帯夜や猛暑日が増え、水道の水がぬるくなってきました。雨もほとんど降らず(先週日曜日に通り雨があったきり)、今年は久しぶりに水道代が高くなる夏になりそうです。
猛暑日と熱帯夜で水がぬるい
朝のケンタッキーブルーグラスの様子。芝刈りはストップしていますからモサモサの状態です。夏は光合成がほとんどできなくなるため、体内に蓄えた栄養をエネルギーに変えてしのぎます。そのため、少しでも芝刈りによる負担を減らしておきたい。
毎年同じ場所に出るブラウンパッチと思われる症状。例年は右側の1箇所だけですが、芝刈りで伝播したせいか今年は2箇所になっています。(写真右から左へ向かって芝刈り機を動かしています)
害虫の食害が出ている気配もありますから、スミチオンの散布を検討中です。
真昼のKBG。今日もおそらく35℃ぐらいになっているでしょう。強い日差しと高温でかなりつらそう。葉も縮こまって密度が低下して見えます。
夕方のKBG。日が傾いてくると少し元気になってきます。
日が傾いてからKBGには、活根彩果とハード葉素1号を1000倍で混合散布。光合成がほとんどできなくなりますから、窒素を多量に与えると窒素を生理移行するエネルギーに体力を奪われます。活根彩果で窒素の代わりにアミノ酸を少しずつ補給し、光合成の効率を少しで高められるよう、ケイ酸、鉄、苦土をハード葉素1号で補給します。
姫高麗芝は中2日で散水しています(KBGは毎朝)。一部スプリンクラーを使って散水を省力化。スプリンクラーに任せている間はニヤニヤタイム、至極のひとときですね。今後雨が全く降らないようなら、2日に1回のペースにするかもしれません。近年は雨の降り方がピンポイント化していますから、降ったかどうかの判断が難しくなっています。車で15分ほどの事務所が降っても自宅は降ってなかったりします。疑わしい場合は「降ってない」として対処しています。
葉枯病はわずかずつですが修復傾向。
真昼の姫高麗芝。
暑さが大好きだとはいえ、さすがに猛暑日はつらいのではないかと思います。
夕方の姫高麗芝。ガレージの陰が西日を和らげてくれます。
姫高麗芝には、アルムグリーン500倍とスーパー・ポリ・スピリット1000倍を混合散布。健全性を高めて病害からの修復をサポートします。
天気予報は晴れマークが続き、熱帯夜と猛暑日の予想が並んでいます。いよいよケンタッキーブルーグラスの試練の季節がやってきました。今年は殺虫剤で害虫被害を避けることにより夏越しがどれぐらい楽になるのか様子を見てみたい。
姫高麗芝は天候不良にならなければ問題は発生しにくい季節になります。最近、害虫被害と思われるご相談が増えていますから、急に一部が枯れたり、密度が低下する、地上部分がポロポロ取れるなどの異変にご注意ください。被害が大したことなければ我が家のように放置するというのもありですが、害虫が大量に発生していますと被害からの修復に時間がかかることがあります。