芝生の冬支度が進む

2018年11月18日(日)

退色が進む姫高麗芝とベントグラスの冬支度

日差しや空気に秋の終わりが感じられるようになってきました。姫高麗芝は退色が進み、ベントグラスもやや成長が衰えてきた感があります。


朝の冷気の中で懸命に咲くミニバラ。


姫高麗芝はほぼ成長は止まっている状態。日課となっている落ち葉集めぐらいしか作業がありません。


落ち葉がなくなってスッキリ。ヤマボウシに残っている葉もあともう少し。冬が近いことを教えてくれます。

11月初旬から出穂(しゅっすい)が始まっていましたが、その後思ったほど増えず穂も伸びません。何年か前までは全体にびっしりと出ることもあったりしましたが、ここ何年かは穂が少ないですね。チッソとリン酸の比率によるものなのか、芝生が危機を感じず子孫を残す本能が作用していないのか、いろいろ可能性は考えられます。

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9月下旬にミミズ対策をやりましたが、最近またちらほらと塚が見られます。初となる秋2回目の処理をしようかと思案中。


ベントグラスはモフモフで好調です。17ミリで芝刈りしていますが、気温低下と日照時間短縮から少々成長が衰えてきた感じです。


密度がすごいですから、雑草もぎゅうぎゅうに押し込められています。ひょっとしたらベントグラスの方が勝ってしまうかも?
興味深いところです。


ベントグラスにはスーパーグリーンフードを150g/m2程度散布。冬の休眠に入る前にできるだけ修復を進めておきます。加えて、耐寒性を高めておく目論見もあります。


散布直後はスーパーグリーンフードで真っ黒になった芝生も散水すればすぐに隙間に流れて落ち着きます。


散水のビフォーアフター。病害の初期症状が出ている時には、あえてスーパーグリーンフードを葉にまぶした状態で一晩そのままにしておくのも有りかなと思います。そうすることで、葉の表面にいる病原菌にスーパーグリーンフードの有用微生物が直接作用する機会ができるのではないかと考えています。(実は姫高麗芝では今年何回かやりました)


姫高麗芝は穂がほとんど生えないようならこのまま休眠になるかもしれません。何年か前に12月に入ってから穂が出てきたこともありましたからまだ分かりませんけど。後はミミズをどうするかですね。

ベントグラスはこれからケイ酸やカリ、カルシウムの入った肥料を積極的に与えて耐寒性向上を本格化させます。