姫高麗芝のラージパッチ対策

2018年5月13日(日)

カリ肥料でラージパッチ対策

スーパー・ポリ・スピリットとアルムグリーンの混合散布

ゴールデンウイーク後は気温が低めで推移しているせいか、芝生の成長は少々足踏み感があります。おかげで姫高麗芝に発生していたラージパッチの初期症状も、雨が降った割りにおとなしい感じです。ラージパッチは最高気温が23~25℃ぐらいになってくる勢力を増しますから、今のうちに対策を進めておきます。



ブルーサルビア

雨に濡れたブルーサルビア(だと思います)。今日はいまひとつの天候です。


ヤマボウシの花

芝生の中のシンボルツリー、ヤマボウシが満開になりました。


2018年5月13日のベントグラスLS-44の様子

ベントグラスの様子。芝刈りのタイミングを逃して伸ばしすぎになり、やや軸刈りっぽいところがあります。刈り高は13mmを継続中。


一部変色が見られるベントグラス

虫? 病気の初期症状? 西洋芝ですから農薬で対処しておくべきでしょうけど、今後どのように変化するのかを見たいのでこのまま様子見です。


2018年5月13日の姫高麗芝の様子

姫高麗芝は前日に20ミリで芝刈り。


うっすら残るラージパッチの症状

姫高麗芝に発生したラージパッチは、気温が低めだったせいか雨が降っても悪化する様子は無く、抑制されいている感じです。早めにスーパーグリーンフードや有機酸酵素EXを入れたのも良かったのでしょう。


ヤマボウシの反対側にもうっすらとラージパッチの症状が。樹木周辺の芝は障害が発生しやすいです。

関連ページ:芝生のレイアウトを考える

踏圧で薄くなった姫高麗芝

例年のように秋から春にかけて踏圧で薄くなる部分。ここもヤマボウシの陰になりますから、その影響もあると思われます。また、隣に家が建って朝一番の日照がさえぎられるようになってから症状が顕著になりました。朝一番からの日照はかなり大切だと感じます。

物理的なものは改善しようがありませんから、再生を早める方法や踏圧の影響を低減する方法を思案中です。


カリ肥料と漢方資材

ラージパッチ対策にはカリ肥料のスーパー・ポリ・スピリットを与えるのも有効です。カリは生理移行を促進して健全性を高め、病害への抵抗力が増します。また、漢方資材のアルムグリーンも病害抑制に効果が期待できます。希釈倍率はどちらも500倍で混合散布。私のお気に入りの組み合わせの一つです。もちろんベントグラスにも散布しておきました。

昨日散布して今日が雨ですからある程度流れてしまうのはやむを得ませんが、何もしないでいるよりはマシでしょう。


そういえば、今年は姫高麗芝の黄化症状がありませんでした。おそらく水切れに注意していたからだと思います。我が家の黄化症状は、水切れによる生理障害か肥傷みが原因だったのかもしれません。

関連ページ:芝生の黄化はなぜ発生するの?

無農薬による対策は継続散布が肝心ですから、次週も引き続き対策を継続する予定です。ベントグラスにもこれから様々な障害が発生することが予測されますので要観察ですね。