春の芝生の散水は意外と重要です

2020年4月26日(日)

降雨が少ない天候が続いたら水切れに要注意

寒気が入って肌寒い日が数日続きましたが、今週の後半からは気温が一気に上昇する予報になっています。湿度の低い春は意外と水不足が発生しやすいですから、晴れ続きの天候が続くようなら適度に散水しておきましょう。気温があまり高くないからと油断していると、いつの間にか芝生にダメージを与えて病虫害に遭いやすい状態になっているかもしれません。


自宅の庭では次々と花が咲いて春を満喫させてくれますが、ワンコの散歩をしていてもご近所さんの庭でハナミズキやモッコウバラなどが咲いていたりして目を楽しませてくれます。


カーネーションのつぼみ

カーネーションもスタンバイOKといった感じ。


ベントグラスは13ミリで芝刈り。これからさらに成長が旺盛になる気配です。相変わらず高麗芝やケンタッキーブルーグラスのような「葉の隙間から新芽が出る」という現象が見られません。どんな成長をするんだろう。


超適当まき芝工法の部分もだいぶ成長してきました。


姫高麗芝は17ミリで芝刈り。寒気の影響で気温の低い日が続いたせいかほとんど成長しておらず。芝刈り機の集草箱2/3程度の刈り草しかありませんでした。

この時期はなにかとやきもきさせられることが多いですが、手入れをしていれば必ずそれに応えてくれますから今は気長に待ちましょう。


ラージパッチはパッチの境界がぼやけてきて内側から回復が進行している感じで、このまま対策を継続して治癒させる予定です。最高気温がコンスタントに25℃を超えるようになると治癒が早まると思います。悪天候が続かない限り無農薬でも対処できる病気です。

今までにやった対策は、1.pH下降剤の散布、2.有機酸酵素EXを250倍でパッチ部分に散布、3.スーパーグリーンフードを100g/m2散布、4.スーパー・ポリ・スピリットを週1ペースで散布(アルムグリーンを混合)、です。


ラージパッチからの回復をサポートするため、今日もスーパー・ポリ・スピリットとアルムグリーンを500倍で混合散布しておきました。


芝生の散水

これから好天続きで気温が上がる地域も多くなると思いますので、芝生の水不足には注意が必要です。水不足になると植物にとって最も重要である光合成が十分できなくなるため、成長が衰えるだけでなく病虫害に遭いやすい状態にもなります。

春は心地よい気候が続きますから人間の体感的には快適な日が多いと思いますが、湿度が低い日も多いため気温がそう高くなくても乾燥は進行します。

芝生が水不足になと蒸散を防ぐために葉が巻くように変化します。この状態を見れば水不足だと分かるのですが、日中はその症状が出ていても朝夕は解消していることもあるため、昼間に様子を見ることができない場合は気付きにくいことがあります。

天気予報を確認して晴れの天候が続いていないかどうかをチェックし、好天続きなら適度に散水をしておきましょう。土壌の保水力や成長具合によっても散水頻度は異なりますが、雨が降らない天気が続くようなら週1~3回を目安に散水してください。


さて、松浦商店の方はおかげさまでゴールデンウイーク前のご注文を多数いただいております。本当にありがとうございます。自宅の庭よりもみなさんの庭を優先すべく、『自宅の芝は手抜き、出荷は本気』をモットーに取り組んで参ります。夫婦でやっている小さな店ゆえ、キャパの問題でご注文確認のメールをお送りするタイミングが遅くなったりとご不便をおかけすることもあるかと思いますが、誠意最短出荷で対応しておりますので何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

ゴールデンウイーク中も基本は日祝祭日が休みとなりますが、一部商品(万緑-NHT)の品切れでご迷惑をおかけしていることもあり、少しでも早く出荷できるよう4月29日(水)は営業することにいたしました。5月3日~6日は休業いたしますのでご了承ください。