土壌pH下降剤の散布と裏技的ミミズ駆除

2020年6月28日(日)

pH下降剤で土壌の酸度調整と裏技的ミミズ駆除

雨が多すぎて困るというほどではありませんが、空梅雨だった昨年と比べると梅雨らしい気候だと言えそうです。そういう気候ですからカーブラリア葉枯病もやや症状が進行しているようです。ベントグラスは徒長もあって軸刈りがひどくなってきました。

今日はとりあえず病気抑制策としてpH下降剤を散布しておきました。


思うように芝刈りができないため軸が上がり続け、ついに20ミリで刈っても軸刈りがひどいことに。夏越しのことを考えて25ミリカットに変更。


見事な軸刈り。この状況で害虫のダメージを食らうのは避けたいので、スミチオンを1000倍で平米3リットル散布しておきました。西洋芝のみ殺虫剤を使用しています。(姫高麗芝は殺虫剤と殺菌剤は使用しない方針です)


姫高麗芝は20ミリで芝刈り。


踏圧で薄くなっていた導線部分もほぼ生え揃いました。踏圧による芝生の傷みを成長が上回る時期にはこのように回復しますが、逆になると芝生が薄くなります。また、旺盛に成長する時期であっても踏圧による傷みの方が上回る場合はどうしても芝生が薄くなってしまいます。


約1ヶ月ほど前の様子がこちら。この頃はまだ地肌が見えていました。


梅雨らしい天気が多くなると当然のごとくカーブラリア葉枯病が進行します。パッチの数が増えてきました。ただ、パッチの中にも青い葉があり病気とのせめぎあいが続いている様子。天候の割には思ったほど悪化しなかったかなという印象です。


土壌のペーハーが6.5を超えると病害が悪化しやすい傾向が見られるため、pH下降剤のpH下げ太郎で酸度調整。pHは7が中性でそれより小さくなると酸性、大きくなるとアルカリ性になります。

pH下げ太郎は20倍希釈で平米1リットル散布するのが標準的な使用方法になります(表層1センチぐらいのpHを下げる)。今回はpHを下げるというよりは上がらないようにすることを目的として、スプレイヤーを使って100倍で散水の要領で散布しました。


スプレイヤーを使っての散布には裏技的ミミズ駆除のおまけもあり、散布中にミミズが地表に這い出してきました。特に雨の後、土壌の浸透性が高まっている時にはその効果が高いようです。


散布後にはおよそ20匹ほどのミミズを捕獲。希釈液がpH3ぐらいのかなり強い酸性の液体になりますので、おそらくミミズにとっては強い刺激があるのではないかと思います。


最後に、日照不足による不調を少しでも緩和する目的でスーパー・ポリ・スピリットと有機酸酵素EXを500倍でサラっと葉面散布。スーパー・ポリ・スピリットのカリが生理移行を促がし、芝生体内に病原菌や害虫が好む物質が蓄積されにくくなります。有機酸酵素EXはキノコ対策にもなります。


例年通りなら7月20日頃に梅雨明けとなりますが、それまでまだ3週間以上あります。その間天候不良が続きますと葉枯病は悪化の一途をたどります。葉枯病を少しでも早く解決したい方は殺菌剤(ロブラール水和剤、ラリー水和剤など)を散布しておきましょう。


さて、我が家のワンニャンズの様子でも。黒柴の伊勢は推定で14歳ぐらい。人間なら70歳代後半といったところです。最近はちょっとボケてきてるかなという感じで、部屋の隅でボーっとたたずんでいたり、散歩へ行っても同じ所を何度も往復したり。耳もちょっと聞こえづらくなってるかもしれません。足腰も弱ってはきているのですが、がんこさは年々増しているようです。まるで人間ですね(笑) ちゃんと最後まで面倒見るから長生きしろよ。


キジトラ白のいずもは最近段ボール箱がお気に入り。息子が通販でいろんなものを買うのですが、箱が来るたびに中に入って遊んでます。以前は痩せていて骨っぽい感じだったのに、ここ2ヶ月ほどで急に1キロほど体重が増えかなり丸くなりました。大きくなったのにいつまでも子猫に見えるんですよね。


キジトラのいすずは寝相の悪さがぴか一。最近はしょっちゅうこんな感じで仰向けで寝てます。恥ずかしいから何かかけてやりたい(笑) まあ安心できる場所だと認識してくれているんでしょうね。


ではまた来週♪