雨続きで病気のお問い合わせが急増

2021年8月22日(日)

秋雨前線の影響で広範囲で病気が発生しているようです

嫌になるぐらい雨が続きますね。正直、この時期にこんなに長く秋雨前線の影響が続くとは思ってもいませんでした。予想外の雨の長期化で困惑している方も多いのではないでしょうか。

長雨とくれば芝生の病気も黙っているはずはなく、病気に関するお問い合わせやキノコ対策と思われるアルムグリーンのご注文が急増しています。もちろん我が家でもカーブラリア葉枯病のパッチが現れています。


今日は曇りの予報でしたが朝方は日差しがありました。まともに太陽を見るのも久しぶりという感じです。バラも日差しが気持ちよさそう。女房のお気に入りのオレンジのバラ。


淡いピンクとホワイトのグラデーションが可憐なバラ。つぼみが増えていますからこれからしばらく花が楽しめそうです。


ベントグラスは25ミリで芝刈り。雨で芝刈りのタイミングを逸してしまい、やや軸刈り気味になってしまいました。天候不良は徒長の原因にもなります。


一部害虫の食害の疑いがありましたのでスミチオンを1000倍に希釈して平米3リットル散布しておきました。ベントグラスは害虫対策のみ農薬を使用しています。

時期的にはいつ害虫の食害が発生してもおかしくないですから常に警戒しておきましょう。


姫高麗芝は昨日夕方に20ミリで芝刈り。やはり芝生は晴れの下で見るのが一番ですね。シーズンで一番きれいになる時期だけに早く天候が回復してほしい。


病気のお問い合わせも急増しており、我が家でもカーブラリア葉枯病のパッチがあちこちにできています。我が家では姫高麗芝は除草剤以外は農薬を使用せずに自然治癒に任せていますが、早めに対処したい方は殺菌剤を散布してください。

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日照不足を少しでも軽減するため生理移行を促進するカリを含む資材と光合成に重要なケイ酸、鉄、苦土を含む資材を混合散布。スーパー・ポリ・スピリット、ハード葉素1号、アクアセーフGを各1000倍で平米1リットル散布しておきました。

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松浦商店ではアルムグリーンのご注文もここのところ増えています。おそらくこの長雨でキノコが増えたためではないかと思います。

秋雨前線が居座るまでは好天続きの地域が多かったと思いますが、その時にアルムグリーンや有機酸酵素EXを定期的に散布していたご家庭はこの長雨でもキノコが比較的抑制されているのではないかと思います。我が家でも長雨の最中に2~3本出てきたぐらいで済んでいます。

無農薬、減農薬を目指す場合は調子の良いときこそ予防策をしておくのが有効ですので、それを前提に手入れをしてください。特にキノコの場合はよく生えてくるようになる頃には地中の菌糸体(キノコの本体みたいなもの)が成長しているはずですから、その状態から自然素材の資材で抑制しようとしますと時間がかかることが多くなると思います。

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長雨続きで芝生愛好家にとっては悩ましい日々が続きますが、とりあえずできる対処を継続して天候回復を待ちましょう。