2021年9月26日(日)
来年の立ち上がりのための栄養を与える
朝晩はヒンヤリした空気が漂う日が増え秋の深まりを実感します。姫高麗芝は成長が衰え、ベントグラスは日増しに元気になっています。
日本芝は来年の立ち上がりのための栄養を蓄えさせる時期ですので今日は粒状肥料を散布しました。ベントグラスは生育促進が目的ですね。
暑さもだいぶやわらぎバラもほっとしていることでしょう。
ベントグラスは中2日のペースで30ミリの芝刈り。かなり元気になってきましたからそろそろ刈り高を下げる方向にしようかと思っています。
これが2週間前の様子。害虫や軸刈りで枯れた部分の回復も進んでいるのが分かります。
ベントグラスの密度は半端じゃありませんから元気になってくるとカタバミもたじたじといった感じです。病虫害や夏枯れが発生せず高密度の状態を維持できたとするなら雑草が生える余地はほぼ無いでしょうね。
姫高麗芝は週1回ペースで25ミリの芝刈り。昨夕の芝刈りでは刈草の量が45リットルのゴミ袋の半分にも満たないぐらいでした。(ピーク時は45リットルのゴミ袋満タンかプラスアルファぐらい。面積は約50平米程度です。)
成長具合は散水や降雨にも大きく影響され、ここしばらくは散水を中2日のペースにしていたことも成長が抑制された要因かと思います。中1日ならもう少し刈草が多くなっていたのではないかと思います。結果的にはまだ中2日にするのは少々はやかったかなという感じです。なんとなく芝生に負担をかけてしまったかなという気配があります。
成長が衰えてくると踏圧のある所が徐々に薄くなってきます。駐車場への導線でもあり、バラの手入れをする時にも人がうろうろしますから、この部分は必ず薄くなります。
踏圧による傷みよりも成長の方が旺盛であれば薄くなりませんが逆になると薄くなります。
事後報告になりますが、19日(日)の夕方にスーパーグリーンフードを平米100g散布しました。秋の栄養補給と微生物環境を改善することによる病気予防が目的です。
今日は栄養補給の促進のため万緑-NHTを平米50g、エンザアミンを平米30g散布。
この秋は9月予定の施肥を8月下旬に、10月予定の施肥を9月下旬に、少し早めに与えてみました。後は10月にサッチ分解剤のハイアップを入れて終わりにしよかと考えています。ハイアップはチッソ・リン酸・カリの含有量が少ないですが、それでも平米50gまけばそれなりの量にはなりますので、サッチ分解促進とともに栄養補給、病気抑制を期待しています。
粒状肥料散布後はもちろん散水。最初は粒を地際に落とすような感じで真下に向けてサラッとシャワー。
その後はじっくりたっぷりとふんわりした散水をしています。
ふんわり散水をお勧めしているのは病気の悪化を防ぐという意味もあります。詳しくはこちらの管理記録をご覧ください。『液体資材の散布と散水に関する補足』※記事後半部分でふんわり散水を解説しています
散水後のみずみずしい芝生はいつ見てもたまらんですね。
植木があるお庭はポトリと落ちてくる「アイツ」にご注意を
秋になると我が家の庭で恒例になるのがコイツです。ご存じの方も多いと思いますがヒロヘリアオイラガの幼虫です。これがヤマボウシなどの植木からポトリと落ちてくるんです。
イラガの幼虫は毒針毛を持っており刺されてしまうと激しい痛みと発赤を発症します。その後はかゆみが続くこともあるようです。幸運なことに私はまだ刺されたことは無いのですが、経験者によるとかなりのものだそうです。
芝生の手入れに夢中になっていると首筋にポトリ、なんてこともあるかもしれませんから秋はご注意ください。全ての植木にイラガがいるとは限りませんが、イラガ以外にも同じような虫はいると思いますので日頃からご注意いただくのが賢明かと思います。
イラガの気配を感じたらツバの広い麦わら帽をかぶって、少しでも頭や首筋に直接触れるリスクを減らすようにしています。
さて、次の週末には除草剤の散布を予定しています。夏前に散布した除草剤の効果が切れたようでカタバミが繁殖し始めています。おそらくシバキープPro顆粒水和剤を散布することになると思いますが、ひょっとするとシバキープIII粒剤を継続してテストしてみることになるかもしれません。(カタバミに確実な効果があるのはシバキープPro顆粒水和剤です)