姫高麗芝の除草剤散布とベントグラスの更新作業など

2022年3月20日(日)

春の装いが進む庭の様子

気温上昇とともに庭の植物たちも様子が一変、2月の寒波で花芽の成長がが遅れていたスイセンもここのところの暖かさで一気に開花しました。青空とのコントラストがきれいです。


アジサイの葉も大きくなり始めています。花の色は酸性だと青、弱酸性~アルカリ性だとピンク色になるようで、昨年はピンク色でしたからあまり酸性にはなっていないということですかね。

今年はpH下降剤を使って色が変わるか実験してみようかな。


女房が手入れをしてくれているバラもすくすく成長中。


植え替えしたレモングラスもなんとなく根付いてきたかなという気配が出てきました。どこまで大きく育つか数年後が楽しみです。


ベントグラスの更新作業

ベントグラスは肥料に雨に気温上昇で一気に様相が変わり、雨で芝刈りのタイミングを逸している間にモサモサになってしまいました。


とりあえず9ミリで芝刈りした後、根切り刃にて密度低下を試みました。


縦横に走らせてみたものの、すでに密度が高まっていたため本体が持ち上げられてしまい、あまり刃が深く入りませんでした。根切りというよりはサッチングもしくはグルーミング程度に。

多少は密度が下がったと思い再度9ミリで芝刈り。密度を下げたかったのは刈り高を下げたかったからなのですが、想定していたほどは下げられませんでした。まあやらないよりはいいかなと。

5月あたりにもう一度チャレンジですね。


仕上げにローンスパイクでエアレーションして終了。先週秘密の肥料を散布していますから、再生のための栄養は十分だと判断し、特に肥料などの資材は与えていません。

今週は定期的に雨が降りそうなので芝刈りのタイミングを逸しないように気を付けないと。


姫高麗芝の除草剤散布

写真ではあまりはっきりと分かりませんが、姫高麗芝も順調にグリーンアップが始まっています。


近くで見ると葉が出てきている様子が確認できます。

今年は早めに更新作業を済ませて保温効果のある枯れた芝を取り除きましたから、2月の連日のような降霜で地上部分の茎が冷害で枯れ、新芽ばかりで春の立ち上がりを迎える。と期待していたものの見事に外れ、芝生って結構寒さに耐えるんだなあという結末に終わったようです。


姫高麗芝にはシバキープPro顆粒水和剤を散布。更新作業を早めたのは除草剤散布を3月にしたかったためです。3月から逆算してエアレーションや根切り作業などの根を傷める作業を2ヵ月近く前に終わらせておくという算段でした。(傷んだ状態の芝生は除草剤の薬害が出やすいため)

シバキープPro顆粒水和剤は2リットルの水に1包(1.2g)全部入れ、よく混ぜてから20平米に均等散布します。

どんな感じで溶かして使うのかについては下記の記事をご参照ください。

関連記事:秋の除草剤散布第一弾と除草剤散布の注意点

我が家では黒柴の伊勢が毎日2~3回芝生へ出て散歩しますので、除草剤散布は散歩エリアを残すために半分ずつ行います。

今日は東側の半分、3月23日(水)に残り半分を散布し、伊勢ちゃんはそれぞれ散布してないエリアで散歩させる予定です。


何でも枯らす除草剤による芝生のはみ出し防止

シーズン当初の準備として何でも枯らす除草剤を使って芝生のはみ出し防止処理もしておきました。

やや緻密な噴霧が要求されますので、細く噴霧できるタイプのスプレー除草剤を選択しています。


ベントグラスが枕木の隙間から進出していかないようにシュッシュと吹き付けておきます。


ここは姫高麗芝とベントグラスがお互いにはみ出さないように処理。どのぐらい散布すればいいのかについては、実際に試して調整するしかないでしょう。

毎年同様の処理をしていて感じるのは、芝生って意外と枯れないなということですね。


こういう際の部分も芝生が進出していかないように除草剤で止めておきます。

この方法は散布量次第で芝生の生えてほしい場所にも影響しますから、そのリスクを前提として採用するかどうか検討してください。

我が家ではリスクをできるだけ低減するために、あらかじめターフカッター(芝切り一番)で根を切断してから処理しています。


切れ目を入れた後に際にそって除草剤を噴霧。


これから迎える繁忙期のピークに備え、自宅の芝生の手入れの作業時間と腰への負担軽減を目的として、こういう際の部分にも除草剤を噴霧し際刈りの軽減も目論んでいます。


植物育成ライトについて

先週設置した植物育成ライト(通称:き○たま)はタイマー設定通りに作動し、毎朝4時頃~8時頃まで4時間ほど照射しています。

ただ、植物と光の専門家の方にお聞きした話でいくと、光量がかなり不足しているのではないかと思われますので、このままいくか電球を追加もしくは変更するかを思案しています。

植物育成ライトについては見識の深い方に非常に興味深い話を聞いていますので、またあらためてレポートできればと思います。

どんなところに聞いたの?と思われた方はこちらをご覧ください。「株式会社アグリライト研究所」 イネの光害防止(店舗の照明や信号機などの光が原因となる生育障害)や植物工場の生産効率向上などを指導・研究している会社です。

※法人や行政などに向けた調査・研究・指導などを有償で提供している会社ですので、個人の方が自宅でのライトの設置方法などを気軽に相談できるところではないことはご承知おきください。


光量不足の懸念はあるものの、光合成は午前中が効率が良いので夜明け前にライトを照射して午前の日照を延長する、という考え方は方向性としては正しいとのことでしたので、朝4時~8時の照射を1時間延長して3時~8時に設定を変更しました。

赤いピンがオン、白いピンがオフになります。


あらためて光合成について自分なりにも調べてみたのですが、植物は光を感じながらいろんな判断をしているみたいですね。光とホルモンの関係など高度な見識についてはチンプンカンプンですが、日照時間の長さ、日照時間の変化、光の色など、光から植物が得る情報というのは想像以上に多岐に渡るようです。

24時間光を当てるとずーっと光合成するのかとか、光合成の補光に使用するライトはどんなものがいいのかなど、専門家でなくても理解できる範囲の興味深い話も聞いていますので、専用の記事としてまとめようかなと思っています。日照不足解消や傷んだ芝生再生など芝生生育促進の手段の一つとして家庭でも手軽に応用できるようになるといいですね。