休眠期に芝生を長めに残すことの効果と2月の手入れについて

2023年01月29日(日)

芝生の様子と長めに残した葉の地温保護効果

昨年は緑の期間が長く楽しめた姫高麗芝も1月に入ってからの寒波の連続でようやく冬枯れ色になりました。それでもまだ緑の葉が例年より多めに残っていますが。


ベントグラスも冬枯れまではいかないものの退色や一部で枯れが見られます。

12月から施肥も散水も芝刈りも全くしない完全に手抜き状態ですが、施肥をしていればもう少し良い状態になっていたのではないかと思います。


冬の冷気による土壌の違いがよく分かるのがこの場所です。

土がむき出しのところは霜柱だらけですが、芝生がある場所は全くそんな様子は見られません。


雨や雪で土壌に水分がある状態で強烈な寒波がきましたから見事な霜柱ができています。


それに対して芝生がしっかり残っている場所は枯れた葉が地温保護の役割を果たして霜柱の心配はありません。

休眠前に芝生を長めに残すことをおすすめしているのは、こういう効果が期待できるからなんです。

地温が保護されると冬でも微生物活動にはプラスになりますから、わずかながらも土壌改良や環境改善が進むことも期待できます。


微生物活動に期待しながら、冬の間もキトサン溶液スーパーグリーンを100~200倍で葉面散布しています。ペースは2週間に1回程度です。

キトサンをエサに有用微生物の放線菌(病原菌をやっつける作用があります)が増えますから、越冬する病原菌ができるだけ少なくなることを期待しての散布です。


これは昨年2月の更新作業直後の様子ですが、芝焼きをしたかのように黒く見えるのは冬の間も少しずつサッチの分解が進んで黒ずんでいたからと思われます。

これも芝生を長めに残して地温を保護しておくことがプラスに作用していたと思われます。

ちなみに我が家ではサッチ取りに関する作業は春の更新作業にしか行わず、シーズン中はサッチング、グルーミング、バーチカルカットなどのサッチ除去に関する作業は全くしていません。(それを推奨するという意味ではなく、あくまで我が家の方針です)


2月の芝生の手入れについて

2月になると寒地型西洋芝も日本芝も芝生を起こす作業を積極的に行う時期に入ります。

我が家でも下記の作業を予定しています。


ベントグラス

2月上旬に根切り刃でバーチカルカット、エアレーション(ローンスパイク)、立ち上がりの肥料と土壌改良を兼ねてスーパーグリーンフードを平米200g散布

有機酸資材の定期散布で発根促進(キトサン溶液もしくはアルムグリーンを週1回ペース)


姫高麗芝

2月に入ったら有機酸資材の定期散布で根を刺激(キトサン溶液もしくはアルムグリーンを週1回ペース)

2月下旬に更新作業(根切り刃によるバーチカルカットおよびサッチング、ローンスパイク、低刈り)

更新作業後にスーパーグリーンフードを平米100g散布

更新作業は2~3日に分散して行う予定です。


2月の手入れの詳細につきましては「2月の芝生の手入れ 基本作業と注意点」をご参照ください。


1月以降に土壌処理型の除草剤を散布した方は、更新作業のエアレーションや根切りなど根を傷める作業による薬害に注意が必要です。このあたりは昨年の失敗談とともにあらためて解説したいと思います。


松浦商店の時短営業終了について

12月と1月は営業時間の短縮と土曜日もお休みをいただいておりましたが、2月からは通常営業に戻ります。

月~土曜日の9:00-18:00が営業時間となり、日祝祭日が休業になります。

あらためまして今シーズンもよろしくお願い申し上げます。