姫高麗芝の出穂&穂刈りと粒状肥料散布

2023年04月02日(日)

姫高麗芝の出穂(しゅっすい)&穂刈りと庭の様子

ベントグラスはほぼ全面刈り揃えられるようになりました。現在は週2回ペースで芝刈りしていますが、これから頻度を高めていきます。


姫高麗芝は出穂(しゅっすい)が始まりました。


とりあえず全面を17ミリで穂刈り。刈草は芝刈り機の集草箱1杯分ぐらいでした。


先週は雨の予報が消えてしまい、散水もしなかったため少々水不足になっていたようです。

昨日の段階で芝生は全体的にパサパサ感があり、芝生の隙間から見える土はカラカラの状態でした。

ここに至るまでに1回でもたっぷり散水していれば、もう少し成長を促せたのではないかと思います。ちょっと惜しいことをしました。

土壌がカラカラの状態でいきなり施肥というのも気が引けますから、昨夕に一度散水して土壌に水分を供給。土壌も水を渇望していたようで一部で水を吸う音がしていました。


春は晴れが続くと、空気の乾燥や風、芝の密度が上がってない状態で蒸発しやすい、成長が旺盛になるほど芝が水を吸う、など水分不足になる条件が重なりますから、意外と水不足に対する注意が必要な時期でもあります。

芝生や土の様子、天気予報を見ながら判断してください。


粒状肥料ハイアップの散布

今日は今シーズン2回目の粒状肥料の散布。ハイアップを平米70g(窒素換算で約2g)散布しました。

例年なら万緑-NHTとエンザアミンを散布していますが、今年はそれらのおいしいところを合体させたような資材(ただしチッソ・リン酸・カリの含有量は少ない)であるハイアップにチャレンジ中です。


粒状肥料の散布にはいつも粒剤スプレイヤーを使用しています。

前回は噴板(吐出量を調整するプレート)のサイズを一番大きな9ミリにしてみましたが、やや散布スピードが遅かったこともあり、今日は噴板無しで散布。

すると今度は少々散布スピードが速すぎる感があったため、粒剤スプレイヤーの角度を調整して吐出量を落としながら散布しました。

もう少し慣れてきたらサクッといけるようになると思います。


肥料散布後は必ず散水が必要です。

最初は粒を隙間に落とす感じで散水シャワーを真下に向けてサラッと全面散水。


その後は溶かしながらしみ込ませるようなイメージでたっぷりと全面に散水。

一か所にドバドバ水を与えるのではなく色を塗るような感じで少しずつ染み込ませていきます。


キトサン溶液スーパーグリーンの散布とラージパッチの抑制

肥料散布後は定期散布を続けているキトサン溶液スーパーグリーンの散布。

300倍で葉面散布(平米500~600ml程度をジョウロでさらっと散布)しておきました。

病原菌(糸状菌)を駆逐する放線菌がキトサンをエサとして増殖すること、酢酸や有機酸が土壌微生物を豊かにする作用、有機酸による発根促進を期待しています。


キトサン溶液の効果だけではないと思いますが、ヤマボウシの周辺に発生しがちなラージパッチは今年は見られません。


これは2020年4月にラージパッチが発生していた時の様子ですが、ヤマボウシを中心にラージパッチが発生している様子が分かると思います。

初めて我が家でラージパッチを確認したのもヤマボウシ周辺でした。

ラージパッチが発生する時はだいたいこの周辺でしたから、おそらくヤマボウシの何か(他の植物をけん制するアレロパシーなど)が芝生に悪影響を与えていたのではないかと思います。


ヤマボウシは2株植えてあったのですが、3年前に樹勢が強かった太い方の株を伐採しましたので、ヤマボウシの影響もかなり低下しているのではないかと推測しています。

これとキトサン溶液スーパーグリーンの相乗効果ではないかと。


芝生に散布するついでに、バラにも500倍で噴霧。

写真のバラはがんしゅ病と思われるこぶができていたので、他のバラとは隔離した状態で育てています。

今のところ枯れることもなく花も咲いてくれます。

つい先日も、キトサン溶液スーパーグリーンをお買い上げいただいたお客様から電話をいただき、その方もがんしゅ病のバラにキトサン溶液スーパーグリーンを与えているとおっしゃっていました。

ただ、がんしゅ病を完治させるかと言えばそれは難しいと思われますし、他への感染を防げるわけでもないと思いますので、やはり感染した株は隔離しての栽培が現実的かと思います。


元気なバラたちにもキトサン溶液スーパーグリーンを噴霧しておきました。


つぼみができ始めましたので今後の開花が楽しみです。


芝生に肥料を与えて一段と元気になってくれると思いますので、来週には除草剤を散布しようかと考えています。

姫高麗芝には雑草に加えてベントグラスもちらほら生えていますから、シバキープIII粒剤を全面散布しようかと思案中。一度散布すると4か月効果が続くとのことですので、6月には残効しているシバキープIII粒剤の土壌処理効果とシバキープエース液剤(茎葉処理)の併用によってメヒシバの駆除を目論んでいます。

シバキープIII粒剤だけではメヒシバへの効果が弱いのは確認していますから、今年は除草剤の併用でどうなるかを試してみる予定です。