姫高麗芝に除草剤(土壌処理剤)散布

2023年04月09日(日)

芝生と庭の様子

先週は雨の日がよく降りましたが一昨日金曜日の夕方から天候が回復し、今日は朝から快晴でさわやかな天気です。

風が少々あるものの行楽地は大賑わいだったのではないでしょうか。


鉢植えのバラたちもつぼみが増え続けています。

女房が近くのバラ公園にウオーキングに行くと「来週農薬散布」の札があったそう。そろそろ病虫害の本格シーズンになりそうです。


ベントグラスは13ミリで週2回ペースの芝刈り。

今後は徐々に刈り高を上げていきます。

非常に高密度のベントグラスの刈り高を上げていくと軸の上昇とともに密度の高い自分自身に根を張るようになりますから、夏越しが終わる頃には地上部分があっさりはがれるのではないかと思います。

ベントをはがした後は整地して準備し、来春にTM9に張り替える予定です。


姫高麗芝は17ミリで昨夕に芝刈り。密度はまだまだ全然足りないものの、刈り揃えた感が出てくると気持ちいですね。


ついでに飛び石の際を芝切り一番(エッジカッター)でカット。

バリカンで際刈りをしていても少しずつ飛び石の上に芝生が侵出してきますから、意外と芝生の下に隠れてしまってるんですよね。毎度この作業をやるたびに「飛び石ってこんなに大きかったんだな」と思わされます。


姫高麗芝に土壌処理剤のシバキープIII粒剤を散布

今年はまだ除草剤を散布していませんから姫高麗芝にはカタバミやツメクサ、スズメノカタビラなどの雑草が生えています。

芝刈り機からこぼれた茎や葉から発芽したと思わるベントグラスも勢力を拡大していますから、これらを駆除するための除草剤の散布を行いました。


使用したのはシバキープIII粒剤です。

4か月間土壌処理効果が続きますから、メヒシバなどの夏雑草の生え初めまで残効していると思います。

シバキープIII粒剤の残効だけではメヒシバが抑制できそうにない場合は、シバキープエース液剤(アージランとMCPPをあらかじめ混合してある茎葉処理剤)を併用して駆除することを目論んでいます。

900gのボトルはそのまま散布器になりますから、それに3kgの中身を詰め替えて使用しています。


シバキープIII粒剤の効果が発揮されるためには、

  • ・散布した粒が土壌に接触していること
  • ・土壌に水分があること(薬剤の浸透)
  • ・薬剤の浸透は24時間で終わる

この3点が重要になります。

ところが、粒剤の弱点として「密度が上がってきた芝生に散布した場合、上の写真のように葉の上に粒が残ってしまう」ことがあります。

葉の上に残った粒は土壌と接触していないため薬剤を浸透させることができず、実質まいてないのと同じことになります。

このことから、効果を発揮するために必要な散布量(平米20~40g)を満たすためには、それより多くまかなければならないと推測し、散布上限の平米40gより少し多くなるぐらいを意識して散布しました。

散布後には、葉の上に残っている粒が少しでも地際に落ちるよう、散水シャワーを真下に向けて洗い流す感じで散水しておきました。(それでもかなりの粒が葉の上に残っていましたが)

過去2回ほど使ってみて効果が今一つと感じていた原因も、葉の上に粒が残ることで実質的な散布量が不足していたという面もあるかもしれませんので、今年は少々多めに散布して様子を見てみることにしました。


メーカーさんのスタンスとしては、土壌処理剤を全面的に散布し、散布ムラなどで部分的に生えてきた雑草にはシバキープエースシリーズ(茎葉処理剤)でスポット散布、エリア散布を行ってほしいとのことです。


除草剤散布後は雑草がどのように反応するかを様子見することになりますが、実はもう一つ実験要素があります。

それは更新作業(エアレーションや根切り)から除草剤散布までの期間です。メーカー推奨としては薬害防止のため芝生を傷める更新作業から3ヵ月は空けてほしいとのことですが、今回は2月下旬の更新作業から約1.5カ月しか空いてませんのでメーカー推奨の半分程度の期間です。

果たしてこのぐらいの期間で除草剤の薬害を防げるほど芝生が再生しているのかどうか、昨年に引き続きリスクのある実験となります。

さて、結果やいかに。


次週は楽天のセール最終日と5のつく日、土日が重なってご注文がかなり集中することが予想され、おそらく芝生管理記録の更新はできないと思いますのでご了承ください。

芝生の本格シーズンに入り芝生愛好家のみなさんの半端ではない熱量を感じ、五十路のおじさんはタジタジとなっております(笑)松浦商店をご愛顧いただきましてありがとうございます。