病気の自然治癒と天候の関係、目土などで沈下した飛び石の修復

2024年04月28日(日)

芝生と庭の様子

GWはこうでなくっちゃ!と言わんばかりの快晴で絶好のガーデニング日和。レジャーや観光のにぎわいもすごそうですね。


ツバメたちも朝からにぎやかにおしゃべりしてます。車にフンを落とすのはやめてくれ(笑)


鉢植えのバラたちも本格的な開花シーズンを迎えてこれからが楽しみです。



















姫高麗芝も順調に密度上昇中です。ここ1週間ほど体調不良(微熱が出たり収まったり)が続いていたことや、先週の週末が雨で芝刈りができなかったため、昨日2週間ぶりの芝刈りをしました。

刈り草の量は30リットルのごみ袋1杯分ですが、2週間ぶりということから実質的にはその半分程度でしょう。ピーク時には45リットルの袋がほぼいっぱいになることから、本格的な成長はまだまだこれからといった感じです。


ここのところ雨がよく降っていましたので土壌と芝生の体内には水分がたっぷりあるのでしょう、芝刈りの翌朝には葉の先端から水が押し出される溢液現象が。


雨が多かったのでミミズの糞塚がもっと発生するかと思っていましたが、今のところは許容できる範囲で収まっているかなという感じです。梅雨時期に入ってもこのレベルならミミズとの共存が可能になりそうです。

ただ感じ方はそれぞれですので、人によっては許容できないレベルだと感じられるかもしれません。


ミミズの糞塚抑制に一役買っていると思われるキトサン溶液スーパーグリーンの散布をしておきました。キトサン溶液スーパーグリーン300倍とスーパー・ポリ・スピリット1000倍の混合で、先週散布が飛んでいるため今日はしっかり散布という意味で平米1リットルにしました。

キトサン溶液スーパーグリーンの定期散布の本来の目的は、土壌微生物環境の改善、芝生の活性化、光合成促進、発根促進、栄養吸収の促進、害虫忌避になります。ミミズの糞塚抑制に関してはどちらかというとおまけ的な期待感で散布しています。


密度はまだまだですが、だいぶ様になってきました。


芝生の病気の自然治癒と天候の関係

芝生の病気の自然治癒は、みなさんもご想像の通り好天に恵まれることが理想になります。ここ最近のように雨が多いと治りながらもパッチの外側に新たな枯れが発生する、もしくは病気の種類によっては新たなパッチが発生するといった状況になることがあります。

我が家で今年発生しているラージパッチもパッチ内部の修復は進んでいるのですが、ここのところの多雨によってパッチの周辺にうっすらと新たな枯れが発生しています。このように自然治癒の場合は天候状況によってやきもきさせられることがあります。

もし天候に左右されずに症状を抑えたいと思われる場合は、殺菌剤の散布によってしっかりと病原菌を抑えておく方がいいでしょう。


こちらが3週間前の様子ですので、パッチ内部の修復は進んでいることがお分かりいただけると思います。

自然治癒を促すための対処としては、パッチとその周辺部にスーパーグリーンフードを平米200g程度散布、キトサン溶液スーパーグリーンを300倍に希釈して月3~4回ペースで定期散布、スーパー・ポリ・スピリットを1000倍程度で混合して生理移行の促進、といった感じです。


明日から明後日にかけて降雨の予報で、またやきもきさせられるかもしれませんが、その後は好天続きの予報ですから自然治癒が促されることを期待しています。逆に好天で気温が高い日が続くようになると水不足に注意が必要ですね。水不足は光合成を滞らせますから自然治癒を阻害する要因になります。


目土などで沈下した飛び石の修復

以前からやろううやろうと思いながら先延ばしになっていた飛び石の修復にようやく着手。まずはターフカッターのモンブラン芝切一番で飛び石周辺の芝をカット。体調不良の私に代わって平日の間に女房が7割がた済ませてくれていたので大変助かりました。


この角度から見ると飛び石が沈下しているのがよく分かると思います。飛び石自体が沈んだのと、目土入れによって芝生が上がってしまったことが原因です。私が全体的な目土入れをやめた理由でもあります。


修復作業自体は非常にシンプルで、バールで飛び石をはがして土を入れるというもの。


深いところでは3センチほど沈んだようになっていますので、その分だけ土を入れて飛び石を上げてやりました。土や砂は平米1リットルで約1ミリの厚さになりますから、それを前提に入れる土の量を計算しました。

参考になるかどうか分かりませんが、飛び石のサイズは0.6m×0.6m(60センチ角)の正方形ですから、

  • 飛び石の面積が0.6×0.6=0.36平米
  • 1ミリ上昇させるのに土が0.36リットル必要
  • 10ミリ上昇なら3.6リットル
  • 30ミリ上昇なら10.8リットル

このような感じでおおよその量を計算し、はがした飛び石の下に土を入れました。


作業終了後の様子がこちら。水平出しについては目分量です(笑)

これで大雨の際に飛び石部分が水たまりになることも無くなるでしょう。例年飛び石周辺からカーブラリア葉枯病が発生し始めるのですが、飛び石が水たまりになることが葉枯病にどれぐらい影響していたのかについても今後観察していく予定です。


さて、今年は松浦商店もGWのお休みをいただくことにしました。日祝祭日は全て休業になります。ご不便をおかけしますが何卒ご容赦ください。

4月30日~5月2日は通常通り営業しますので、GW後半で芝生の手入れをご検討の際にはぜひご利用ください。

みなさん、楽しいGWをお過ごしください!