キノコ対策と土壌pHの測定

2019年6月2日(日)

キノコ対策の有機酸資材散布と土壌pHの測定

ツバメのおしゃべりが一層活発になってきました。巣立った子供たちも一緒に飛び回ってるんでしょうね。我が家のヤマボウシにはメジロが巣を作っていまして、どうやら卵を温めているようです。おどかさないように芝生の手入れもソロリソロリ。

さて、6月に入ると梅雨を意識した手入れになってきます。これからキノコも活発になってくるはずですので、抑制策を継続します。毎年キノコで悩んでいる方は、キノコが生えていないうちからの対処をお勧めします。


選定したヤマボウシ

木陰による芝生への影響を低減するために、昨年ばっさり選定したヤマボウシ。かなりスカスカになったにも関わらず、メジロが巣を作りました。こんなスカスカの木で雨風がちゃんとしのげるのか、女房と一緒に心配しています。

昨年はヒヨドリが子作りをしていましたけど、小鳥たちが我が家の庭を気に入ってくれるのは嬉しいですね。


ベントグラスの様子

ベントグラスは20ミリで維持中。週2回ペースで芝刈りしています。


エアレーションをしたベントグラス

ボコボコしているように見えるのは、エアレーション(ローンスパイク)の影響です。


姫高麗芝の様子

姫高麗芝は17ミリで芝刈り。まだ成長はさほど旺盛ではなく、刈り草は45リットルのゴミ袋1/4程度です。(芝生の面積は50平米弱程度)


除草剤で枯れてゆく芝生の雑草アカカタバミ

芝生用除草剤のシバキープPro顆粒水和剤がじわじわと効いているようで、アカカタバミもほぼ枯れてしまいました。


上の写真の場所の1ヶ月ほど前の様子です。除草剤が効いているのが分かります。


完全に枯れたアカカタバミ

ここにもアカカタバミが生えていましたが、現在はほぼ朽ちてしまいました。


同じ場所の2週間ほど前の様子です。一般家庭の芝庭でアカカタバミに悩まされているケースにはお勧めできる除草剤ですね。


土壌処理剤が効いて雑草が生えない芝生

シバキープPro顆粒水和剤のように土壌処理効果(発芽を抑制する効果)がある除草剤の一番の魅力は、雑草が生えてこなくなること。除草剤が効いている場所はこのように雑草が生えてきませんん。


雑草が生えている芝生

除草剤を散布していない場所はこの通り雑草が生えています。

雑草を枯らすことにばかり目が行きがちな除草剤ですが、生えてこないという視点での観察も重要です。


簡易土壌pH測定器

姫高麗芝は先週pH下降剤を散布しましたので、今日はどの程度のpHになっているのかを測定。使用したのは簡易測定器です。


芝生のpHを計測

簡易測定でpH6.4ぐらいでした。一応ラージパッチを抑制しやすい範囲(pH6.5以下)には入っていますが、目標は5.5以下ですのでまだまだ遠いですね。我が家は粘土質で腐植もたっぷりですから、かなり下がりにくいと思います。砂質土壌の場合は下がりやすいですから、pH下降剤を使用する場合は下げすぎないよう注意が必要です。


有機酸資材とカリ肥料

pH測定を終えてからキノコ対策のための資材散布。有機酸資材を月3~4回ぐらいのペースで散布しておくと、キノコをかなり抑制できます。有機酸酵素EXとアルムグリーンを交互に散布しています。


資材散布後に下がってしまった芝生土壌のpH

資材散布の前にpHを計った理由がこれ。散布後に計ると少しpHが下がっています。これは有機酸酵素EXの希釈液がかなり低いpHになることが影響しています。なるべく正確なpHを知るためには、資材を散布する前に測定することをお勧めします。


さて、今年は芝生の成長が思ったほどかんばしくないという方も意外とおられるのではないでしょうか。そういう方は散水をしっかりしていたかどうかチェックしてみてください。春は湿度がさほど高くないこともあって意外と水不足が発生することがあり、特に先日のように急激に気温が急上昇するようなことがあると、水不足の傾向が強くなります。今後も、空梅雨になった場合は水不足に注意してください。