土壌のpH測定とベントグラスの様子

2019年11月24日(日)

姫高麗芝のpH測定とベントグラス再生の様子

温暖な福山でも紅葉が終わりかけ、ギンモクセイの香りも漂っています。いよいよ秋も終わりですね。今週後半からは一段と気温が下がりそうですので、冬に向けてまっしぐらという感じでしょうか。

ベントグラスは先週のスーパーグリーンフード散布の後に雨も降りまして順調に再生しています。姫高麗芝は来年に備えてpH測定と調整をしておきました。


オレンジ色のミニバラ

品種名不明ですがオレンジ色のミニバラが次々と開花中。芝生に万緑-NHTを与えるついでにバラにも与えています。万緑-NHTには花芽を増やす成分も含まれていますので、バラに限らず花にもお勧めです。


赤いバラ ヘルツアス

見事な赤い花を咲かせるヘルツアス。


黄色いバラ サンガッデス

黄色いバラのサンガッデスもつぼみがありますのでこれから次々と開花しそうです。


ベントグラスの様子

ベントグラスは13ミリで芝刈り。田植え方式で植えた苗も一つ一つが大きくなってきました。密度がスカスカの時は葉が這うように成長しますが、芝生の共通した特徴でしょう。密度上昇とともに葉が立つようになるはずですが、それは来年になりそうです。


姫高麗芝の様子

姫高麗芝は退色が進行しています。枯れた葉が増えてきました。


芝生の穂

遅れていた出穂(しゅっすい)もようやく本格化。全体的に生えてきました。もう少し穂が伸びたら穂刈りと同時に仮止めとします。


土壌pHの測定

姫高麗芝は土壌のpHを酸性にすることで病気予防をしていますので、来年に備えて測定してみました。今のところpH6.0~6.5ぐらいのようです。(中性が7.0でそれより小さくなると酸性、大きくなるとアルカリ性です)

管理人宅では、土壌のpHが6.5を超えるとラージパッチが出やすくなりますが、それ以下で維持するとほとんど発生しなくなります。

関連記事:芝生の病気と土壌pHの関係

ミミズの糞塚

pHとミミズの関係も調査を継続しています。pH下降剤を定期散布することでミミズの発生は抑制できるのか、来シーズンも様子を見る予定です。

今のところミミズの糞塚が発生しますから抑制はしきれていませんが、今年は一度も椿油粕で駆除をしていないことを考慮すると、意外と糞塚が増えないかなという印象です。

気温が下がるとミミズの反応も鈍くなる可能性がありますから、椿油粕でミミズ対策を検討している方は早めに対処することをお勧めします。


pH下降剤と液体資材散布機

pHを下げるというよりはpHを上げないための処置として、pH下降剤(ペーハー下げ太郎)を100倍で平米10リットル程度散布。(pHを積極的に下げる場合は20倍希釈で平米1リットル程度散布します)


散布する様子

液肥散布機でサクッと散布。


黒柴

豪快に昼寝をする黒柴の伊勢。


子猫

この子の名前は「いずも」と言います。これから時々登場しますのでよろしくお願いします。

伊勢にとってはいずもが自分の縄張りに入ってきたことになりますし、いずもは自分の身は自分で守らないといけないと思っている様子。

いずも「(背中を丸めて)シャー、フゥー」 伊勢「ウゥゥ~(小さく低い声で)」 伊勢といずもが仲良く暮らせる日は来るのか、ハラハラしながら二人の行動を見守っています。

あ、無理やり一緒に遊ばせようとしたり、くっつけようとはしていませんのでご安心を。いずもが我が家に来てからまだ10日ほどですから、まだまだこれからですね。