秋のミミズ対策と害虫対策

2020年9月21日(月)

ペーハー下降剤とスミチオンを散布

気温と湿度が下がってすごしやすい日が増えてきました。今朝は少し肌寒く感じるぐらいの気温でしたね。そろそろ秋雨前線が居座りやすい時期になりましたからミミズの活動も活発化してくると思います。ベントグラスには害虫が疑われる枯れが発生していたので殺虫剤で対処しておきました。


秋晴れの下で可憐に咲くバラの花。つぼみがたくさんついていますから今後の開花が楽しみです。


ベントグラスは気温低下で成長が早くなっており、油断していたら軸刈りがひどくなってしまいました。茶色い部分は大半が軸刈りになっています。葉が非常に柔らかいせいか、長め(30ミリ)にするときれいな仕上がりになりにくいですね。ボコボコした感じになります。


2018年5月20日(日)のベントグラスLS-44の様子

13ミリだとこんな感じできれいな絨毯のような仕上がります。


害虫の疑いがあるベントグラスにはスミチオンを1000倍希釈で平米あたり3リットル散布しておきました。スミチオンは接触毒(薬剤が害虫に触れると効果を発揮する)ですから、潜んでいる害虫に希釈液が届かないと効きません。散布量が不足していると深いところにいる害虫に届かないこともありますので、説明書の通りに散布してください。


姫高麗芝は30ミリで芝刈り。秋晴れに照らされた艶が気持ちいいですね。姫高麗芝は害虫対策で殺虫剤を散布することはありません。病気と害虫に関しては無農薬で管理しています。


9月初旬に雨がちょくちょく降っていたのでカーブラリア葉枯病が再発するかと思っていましたが、今のところ大丈夫そうです。我が家の場合、発症するとしたらこの近辺からなんですよね。


こういうところは際刈りをするとスッキリします。


姫高麗芝の現在の問題と言えば、この群生したメヒシバです。あえてこのまま休眠を迎えるとどうなるのかを見てみようかと思っています。


姫高麗芝に雑草がはびこっている理由がこれです。左の枝が枯れているのは芝生用除草剤による薬害です。植木の再生を優先して夏前の除草剤を散布しなかったため、雑草がはびこってしまいました。逆の意味で除草剤の効果を実感する年となりました。

おかげさまで仕事の方が年々忙しくなっているため芝生や庭の手入れに使える時間が減少していますから、手入れの負担軽減のためヤマボウシはあきらめる方向に気持ちが傾きつつあります。(ヤマボウシを抜いて除草剤散布)


人間にとって心地よい日が増えてくると芝生の中の生き物も活動が活発になります。ミミズも同様で今後秋雨が多くなってくるとさらに活動的になってくるでしょう。


土壌のpHを酸性寄りで維持する方向で管理していますのでpH下降剤を散布。この資材は希釈液でもかなり強い酸性を示しますから、強い刺激によってミミズが地表に出てきたり土の中で昇天しているのではないかと見ています。pH調整のついでにミミズもある程度やっつけるという目論みです。


液体スプレイヤーを使って80~100倍希釈を平米5~10リットルぐらいの感覚で散布。出てきたミミズは巨大なのが2匹でしたが、土の中で昇天しているケースもあると思われますので、今後の塚の増え方を観察していきます。

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今週後半が雨の予報ですので、うまくタイミングが合えばスーパーグリーンフードを散布する予定です。来年の立ち上がりのために休眠までの肥料散布を積極的に行います。