早い梅雨入りで病虫害の発生も早くなる可能性あり

2021年5月16日(日)

梅雨による光合成不足(芝生の健全性低下)に備えて資材散布

5月の好天で芝生の成長が早まることを期待していたのに、思いのほか早く梅雨入りしてしまいました。天候不良は光合成不足になりやすく、芝生の健全性低下から病虫害の発生リスクが高くなります。それに備えて少しでも生理移行が進むようカリを含む資材を散布しておきました。


バラの春の開花期もそろそろ終了のようです。つぼみはほとんどありません。


バラに代わってアジサイはスタンバイOKです。梅雨入りを喜んでいるかもしれないですね。


ベントグラスは週2回ペースで17ミリの芝刈りをしています。雨で芝刈りのタイミングを逃さないようにしたいところ。


姫高麗芝も昨年は芝刈りのタイミングを逃すことが多かったので、今年はなんとかそれを避けたい。土日が雨の予報で芝刈りできない可能性が高かったので、金曜日の夕方に仕事の途中で自宅に帰り芝刈りをしておきました。

梅雨入りが早いということは、例年なら6月初旬ごろから発生しはじめるカーブラリア葉枯病(犬の足跡病)も早く発現するかもしれません。気になる方は早めに殺菌剤(ロブラール水和剤、ラリー水和剤など)を散布しておきましょう。殺菌剤は発病前が一番効果が高くなります。


天候不良が続くと光合成が十分できず芝生の体内に病原菌や害虫が好む物質が蓄積されやすくなります。また雨続きの天候は病原菌の繁殖も助長します。そのため病気や害虫のリスクが高まります。

栄養素の一つであるカリは植物の生理移行を促進して光合成不足を軽減させる効果があります。カリの中でも最も吸収が早いとされる硝酸カリを含んだスーパー・ポリ・スピリットを1000倍、土壌の善玉菌である放線菌を増やす作用や発根を促して栄養吸収を高める作用のある有機酸酵素EXを500倍で混合散布。天候不良の影響を極力小さくする方向で資材散布です。


私が作業をしていると伊勢も液肥散布で参加。局所的なのが残念なところです。

伊勢の場合はおしっこが少量なのであまり枯れる心配はありませんが、大型犬など一度のおしっこの量が多いワンコの場合は、必ずおしっこの後に水をかけておきましょう。おしっこは液肥の原液みたいなものですから枯れる可能性があります。特に気温が高くよく晴れている時には注意が必要です。

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今日はミミズ駆除のため椿油粕を散布したかったのですが、天候があまり良くないので延期しました。ただ次の週末も微妙な天気なので場合によっては雨の中で決行するしかないかなとも思っていたりします。


梅雨明けが例年通り7月20日ごろだとするなら丸々2か月は梅雨空が続くわけで、こうなると雨の中の芝刈りも覚悟しておく必要がありそうですね。