恵みの雨を利用してベントグラスの立ち上げ準備

2019年1月20日(日)

ベントグラスに土壌改良剤散布

今日は朝から雨。この冬は降雨が少ないため恵みの雨となりました。暖冬ということもあり春の立ち上がりも早い可能性がありますから、一足早くシーズン入りする寒地型西洋芝の立ち上げ準備をしておきました。


姫高麗芝は休眠状態でやることがありません。ぽつぽつ生えてくる雑草を抜き取る程度です。


スズメノカタビラが群生している部分には、先週シバキープII粒剤を散布しましたがまだはっきりとした反応は出ていません。ほんの少しだけ黄色くなったかなという程度です。気温が低く雑草の代謝も低下していますから、薬剤の吸収や効果の出現にも時間がかかると思います。気長に待ちましょう。


写真左側から手前にかけては駐車場への導線になります。休眠中は芝生が再生することなく踏圧で傷む一方になり、春の立ち上がりも遅れがちになります。樹木の選定をしたため木陰はかなり抑制されますから、日当たりの改善によるシーズン入り後の再生促進効果に期待しています。


ベントグラスには降雨を利用してスーパーグリーンフードを散布。量は多めで200g/m2です。有機ですからこれからじわじわと肥効が発揮されることでしょう。


散布直後はこのように黒くなっています。


雨によって葉に付着したスーパーグリーンフードが地際に洗い流されますので、散水の手間が省ける上に臭いが消える期間も短縮されるメリットがあります。(ただし、ある程度の雨量が必要です)


来週あたりからベントグラスには有機酸資材(有機酸酵素EXやアルムグリーン)を週1回ペースで連続散布し、発根と肥料吸収の促進を狙います。

姫高麗芝も2月に入ったら有機酸資材の散布を開始する予定です。その前にPH下降をするかもしれません。


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