《謹賀新年》ベントグラスの液肥散布と姫高麗芝の雑草対策

2022年1月2日(日)

ベントグラスに今年最初の液肥散布

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


年末から正月にかけてはかなり冷え込む予報が出ていましたが、広島県福山市はいつもながらの冬という感じでさほど強烈な寒波ではありませんでした。

とはいえそれなりに寒い日が続いていますから寒地型西洋芝のベントグラスもほぼ成長が止まっています。そのため芝刈りは停止中。

今日は週1ペースの散水をしておきました。


成長がほぼ止まっているため際の部分がはみ出していくこともありません。


とりあえず耐寒性向上のための液肥を散布。スーパー・ポリ・スピリットとハード葉素1号を500倍で混合して平米1リットルまいておきました。カリ、ケイ酸、糖による耐寒性向上に期待です。


姫高麗芝の雑草のスポット処理

姫高麗芝はすっかり冬の装い。四季のある日本では季節ごとの表情を見せてくれるのも風情かなと思います。


10月に散布した除草剤の効果もそろそろ切れる頃。散布ムラがあればより顕著に「薬切れ」が現れます。

冬雑草のスズメノカタビラが一部で発芽し始めました。


全体に散布するまでもない雑草の処理にはハンディスプレータイプの除草剤が便利です。必要な箇所にシュッシュと吹き付けるだけの簡単作業です。


休眠期には芝生が薬剤を吸収する作用がほとんどありませんから薬害リスクは非常に低下しているでしょう。とはいえ、やはり農薬ですから注意事項にはしっかり目を通してからご使用ください。


製品には数日で枯れると書いてあっても冬は雑草の代謝もスピードが遅いですからそれなりに効果の発現も遅くなることが予想されます。散布量が十分であれば効果は出るはずですので焦らず気長に待ちましょう。


まだ芝生の休眠期は続きますが、日本芝も暖地では2月に更新作業が待っています。その際にはエアレーションもすることが多く、土壌処理型の除草剤散布も計画している場合は影響を考慮してタイミングを決める必要があります。そのあたりの注意点については来週か再来週にでも触れようかなと思っております。

今年も芝生愛好家の皆さんのヒントになる情報を発信して参りますので、ごゆるりとお付き合いください。